文書移動設定は、対象となるDocuWorks文書を指定のフォルダに移動する場合に設定を行います。左上の処理名から、「文書移動」を選択して、処理追加ボタンを押します。
移動先フォルダには、各種マクロ書式が使用可能になっています。マクロにより、QRコード読み取りで読み取った文字を使用することも可能です。
文書移動処理の設定では、下記の項目が設定できます。
移動先のフォルダ名を入力します。存在しないフォルダを指定した場合は、処理の実行時に、自動的に作成されます。
右クリックメニューからマクロ書式の貼り付け入力が可能です。マクロ書式の詳細は、共通マクロ書式を参照願います。
移動後のファイル名を変更する場合にチェックします。ファイル名欄には、移動後のファイル名を入力します。
右クリックメニューからマクロ書式の貼り付け入力が可能です。マクロ書式の詳細は、共通マクロ書式を参照願います。
以下の何れかを選択します。
ファイル名に連番を付加する
移動先に同名の文書が存在する場合、ファイル名に_0001のように連番を付加します。
例えば、Test.xdwというファイルが存在し、同名のファイルを移動しようとした場合、Test_0001.xdwという名前で保存します。
上書きする
移動先に同名の文書が存在する場合、ファイルを上書きします。
文書にページを重ねる
移動先に同名の文書が存在する場合、ページを重ねます。この項目を選択すると、新しい文書を挿入する位置を、選択できます。「最初に挿入」又は、「最後に挿入」の何れかを選択してください。
チェックすると、QRコード読み取り、OCR読み取り、アノテーション読み取り、マクロ実行(SET_P_DATAマクロ)で、文字が検出されたページで文書を分割します。
分割の対象となる処理名を選択できます。「全ての解析済QR,OCR,アノテーション読み取り処理」を選択すると、全ての読み取り処理の検出したページで文書の分割を行います。
分割を行った場合、マクロ書式のデータ書式関連の処理は、分割された文書内で検出したデータを対象とします。
チェックすると、分割後に指定のページ数になるかどうかをチェックします。分割後ページ数の欄に、ページ数を指定してください。
このチェックを行うと、分割した全ての文書が、指定されたページ数と一致しない場合、エラーとして、処理を行いません。
分割を行う場合に、QRコードが読み取れない場合は、分割ができず、直前の文書に含まれてしまいます。そこで、分割後の枚数が固定の場合は、このオプションを有効にすることで、検出できるようになります。
チェックすると、分割の条件を指定できます。条件に、Trueが返却されるマクロを記述した場合、条件を満たしたと判断します。逆に、Falseが返却されるマクロを記述した場合、条件を満たしていないと判断します。
チェックしていない状態では、QRコード、又は識別タグを検出したページで文書分割を行います。
チェックして、条件を指定すれば、QRコード、又は識別タグが存在しても、指定した条件を満たしていなければ、そのページでの分割は行いません。
例えば、 QRコードの内容に名前付きデータ「No」が存在するページのみ分割を行う場合は、条件に
「{%N_EXISTS(QRコード読み取り1.No)}」を指定します。
名前付きデータ存在チェックマクロにより、「No」が存在する場合に、Trueが返却され、条件を満たします。
分割の条件で指定するマクロ書式のデータ書式関連の処理は、ページ毎に検出したQRコード又は、識別タグの内容になります。
チェックすると文書移動に失敗した場合のリトライ処理のタイムアウト値を設定できます。
通常は設定する必要はありません。
リトライ秒数を指定しない場合、5秒間のリトライ処理を行う仕様となっています。
対象となるファイルが非常に大きい場合などに、エラーが発生してしまう場合は、このリトライ秒数を設定すると効果が出る可能性があります。
チェックすると文書移動を行うかどうか条件を指定できます。条件には、マクロ書式を使用し、最終的に、「True」又は「False」の何れかの文字を返却するようにします。
例えば 名前付きデータ存在チェックマクロ を使用して、名前付きデータが存在するかどうかを条件に指定できます。
分割を行った場合、マクロ書式のデータ書式関連の処理は、分割された文書内で検出したデータを対象とします。