eDocArrangement2の処理をコマンドラインから実行する場合は「eDocArrangement2Command.exe」を使用します。「eDocArrangement2Command.exe」はインストールフォルダにインストールされています。事前にeDocArrangement2の設定で処理を作成後、設定名を引数に起動することで処理を実行できます。書式は以下の通りです。

eDocArrangement2Command -p 実行する設定名 [-f ファイル名] [-r] [-s]

オプション

説明

-p 設定名

設定名を指定します。以下のようにスイッチと設定名をセットで複数指定できます。

-p 設定名1 -p 設定名2

-f ファイル名

設定に渡すファイル名を指定します。ワイルドカードに対応しています。

以下のようにスイッチとファイル名をセットで複数指定できます。

-f ファイル名1 -f ファイル名2

-r

指定したファイル名をサブフォルダを含めて検索します。

-g 正規表現

対象フォルダを絞り込む正規表現を指定します。

-r を指定した時に適用されます。

詳細は スケジュール設定の対象フォルダ(正規表現) を参照してください。

-s

マクロ実行などでダイアログの表示が行われません。サービスから実行する場合に指定します。

-o

設定に任意の文字列を渡す場合に指定します。渡した文字列は{%GET(OptionString)}で取得できます。

-utf8

標準出力をUTF-8エンコーディングで出力します。省略時はシステムデフォルト(Shift_JIS)で出力します。

eDocArrangement2のコマンド実行やコマンド実行マクロから、eDocArrangement2Command.exeを呼び出し、指定した設定を実行することも可能ですが、その場合はログファイルを同じファイルにしないでください。

例1
eDocArrangement2Command -p ログ集計 -f c:\Log\*.log
例2
eDocArrangement2Command -p マスタ読み込み

リターンコード

コマンド実行後に発生したエラーは以下のリターンコードで確認できます。

リターンコード

内容

0

正常

-1

pスイッチ引数は必ず指定してください。

-2

pスイッチで指定された設定名が見つかりません。

-3

fスイッチで指定されたフォルダが見つかりません。

-4

fスイッチで指定されたファイルが見つかりません。

-5

gスイッチで指定された正規表現でエラーが発生しました。

-90

設定ファイルの読み込みエラー。

-91

試用期限を過ぎています。

-99

予期せぬエラーが発生しました。

設定管理コマンド (-config)

eDocArrangement2の設定をコマンドラインからJSON形式でエクスポート・インポートすることができます。設定の移行やバックアップ、CIでの自動デプロイ等に利用できます。書式は以下の通りです。

設定の更新操作(import、import-all、remove、remove-all)は、以下の場合にエラーになります。更新操作を行う場合は、該当するアプリケーションを終了してから実行してください。参照操作(list、export、export-all)は実行中でも使用できます。

  • eDocArrangement2(メイン画面)が起動中の場合 ※schedule以外の対象への更新時

  • eDocArrangement2 Schedulerが起動中またはスケジュール実行中の場合 ※scheduleへの更新時

  • eDocArrangement2サービスが実行中の場合

  • 別のeDocArrangement2Commandが設定を更新中の場合

-db または -scheduledb でシステムデフォルト以外のDBファイルを指定している場合は、上記のチェックはスキップされます。

eDocArrangement2Command -config <対象> <操作> [オプション]

対象と操作の組み合わせで実行する処理を指定します。

設定ファイルのAllUsersフォルダへのコピー

-config の参照・更新操作は、AppDataフォルダの設定ファイル(マスター)を対象とします。これはeDocArrangement2(メイン画面)の設定保存と同じ動作です。一方、-p による処理の実行時は、AllUsers(ProgramData)フォルダに設定ファイルがある場合はそちらを優先して読み込みます。

eDocArrangement2 Scheduler の共通設定「設定ファイルをAllUsersフォルダにコピーする」が有効な場合、-config の更新操作(import、import-all、remove、remove-all)が成功すると、メイン画面の設定保存時と同様に、AppDataの設定ファイルをAllUsers(ProgramData)フォルダにコピーします。

逆にこの設定が無効な場合、-config の更新操作が成功すると、AllUsers(ProgramData)フォルダに残っている設定ファイル(eDocArrangement2.db および eDocArrangement2Schedule.db)を削除します。コマンドからの実行時は確認ダイアログを表示せずに削除し、削除した場合は標準出力にメッセージを出力します(リターンコードは0のまま)。

AllUsersフォルダの設定ファイルに「共有ファイルを使用しない連番設定」が存在する場合、このコピーにより連番情報がAppDataの設定ファイルの内容で上書きされます。この場合、警告メッセージを標準出力に出力し、リターンコード1(警告あり)を返します。コピー処理自体は続行されます。

対象 (target)

対象

説明

home

共通設定を操作します。

batch

バッチ設定を操作します。

database

データベース設定を操作します。

mailserver

メールサーバー設定を操作します。

seqno

連番設定を操作します。

schema

埋め込みスキーマファイルを操作します(処理の一覧の表示、スキーマ全体または指定した処理の定義の出力)。

schedule

スケジュール設定を操作します。スケジュール設定は別のDBファイル(eDocArrangement2Schedule.db)に保存されています。

all

全設定(共通設定+データベース設定+メールサーバー設定+連番設定+バッチ設定)を一括で操作します。

script

設定スクリプト(JavaScript で書いた eDocArrangement2 の設定)を確かめる・取り込む・今の設定を書き出す操作を行います(Version 2.6.19 から)。

共通設定 (home)

コマンド

説明

-config home export [-json ファイル]

共通設定をJSON形式でエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config home import -json ファイル

JSONファイルから共通設定をインポートします。既存の共通設定は上書きされます。

例: 共通設定のエクスポート
eDocArrangement2Command -config home export -json C:\backup\home_settings.json

バッチ設定 (batch)

コマンド

説明

-config batch list

登録済みの全バッチ設定名を一覧表示します。設定フォルダがある場合は [Folder] 付きで階層表示されます。

-config batch export -name 設定名 [-json ファイル]

指定したバッチ設定またはフォルダをJSON形式でエクスポートします。

フォルダ内のバッチも名前で検索して見つけ出します。フォルダを指定した場合はフォルダ内の全バッチを含めてエクスポートします。

バッチがフォルダ内にある場合、JSONに "parent" フィールド(親フォルダ名)が含まれます。このJSONをそのままインポートすると、同じフォルダ内にインポートされます。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config batch export-all [-json ファイル]

全バッチ設定をフォルダ構造を含めて一括でJSON形式にエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config batch import -json ファイル [-force]

JSONファイルからバッチ設定またはフォルダをインポートします。

同名のバッチまたはフォルダが既に存在する場合はエラーになります。-force を指定すると上書きします。-force で上書きした場合、元の並び順が維持されます。

JSONに "parent" フィールドが指定されている場合、指定されたフォルダ内にインポートします。"parent" を省略した場合はルート直下にインポートします。-force で上書きする場合は、既存の設定が存在するフォルダにインポートされるため、"parent" の指定は不要です。

フォルダをインポートする場合、フォルダ内のバッチ名・サブフォルダ名も既存設定との重複チェックが行われます。

-config batch import-all -json ファイル [-force]

JSONファイルから全バッチ設定をフォルダ構造を含めて一括でインポートします。

既存のバッチ設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。-force で上書きした場合、元の並び順が維持されます。

各バッチに "parent" フィールドが指定されている場合、指定されたフォルダ内にインポートします。

-config batch remove -name 設定名

指定したバッチ設定またはフォルダを削除します。フォルダを指定した場合はフォルダ内の全バッチも削除されます。フォルダ内のバッチも名前で検索して見つけ出します。

-config batch remove-all

全バッチ設定をフォルダを含めて一括で削除します。

例: バッチ設定のエクスポートとインポート
eDocArrangement2Command -config batch export -name ログ集計 -json C:\backup\log_batch.json
eDocArrangement2Command -config batch import -json C:\backup\log_batch.json -force

データベース設定 (database)

コマンド

説明

-config database list

登録済みの全データベース設定名を一覧表示します。

-config database export -name 設定名 [-json ファイル]

指定したデータベース設定をJSON形式でエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config database export-all [-json ファイル]

全データベース設定を一括でJSON形式にエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config database import -json ファイル [-force]

JSONファイルからデータベース設定をインポートします。

同名の設定が既に存在する場合はエラーになります。-force を指定すると上書きします。

ユーザーDBファイルパス(txtDatabaseUserDbPath)は必須です。空の場合はエラーになります。

-config database import-all -json ファイル [-force]

JSONファイルから全データベース設定を一括でインポートします。

既存の設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。

-config database remove -name 設定名

指定したデータベース設定を削除します。

-config database remove-all

全データベース設定を一括で削除します。

例: データベース設定のエクスポートとインポート
eDocArrangement2Command -config database export -name ユーザーDB -json C:\backup\userdb.json
eDocArrangement2Command -config database import -json C:\backup\userdb.json -force

メールサーバー設定 (mailserver)

コマンド

説明

-config mailserver list

登録済みの全メールサーバー設定名を一覧表示します。

-config mailserver export -name 設定名 [-json ファイル]

指定したメールサーバー設定をJSON形式でエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config mailserver export-all [-json ファイル]

全メールサーバー設定を一括でJSON形式にエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config mailserver import -json ファイル [-force]

JSONファイルからメールサーバー設定をインポートします。

同名の設定が既に存在する場合はエラーになります。-force を指定すると上書きします。

-config mailserver import-all -json ファイル [-force]

JSONファイルから全メールサーバー設定を一括でインポートします。

既存の設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。

-config mailserver remove -name 設定名

指定したメールサーバー設定を削除します。

-config mailserver remove-all

全メールサーバー設定を一括で削除します。

例: メールサーバー設定のエクスポートとインポート
eDocArrangement2Command -config mailserver export -name 社内SMTP -json C:\backup\mailsrv.json
eDocArrangement2Command -config mailserver import -json C:\backup\mailsrv.json -force

連番設定 (seqno)

コマンド

説明

-config seqno list

登録済みの全連番設定名を一覧表示します。

-config seqno export -name 設定名 [-json ファイル]

指定した連番設定をJSON形式でエクスポートします。

連番の共有が有効な場合、共有ファイル(TreeDB)から現在の連番を読み取り、エクスポートデータに反映します。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config seqno export-all [-json ファイル]

全連番設定を一括でJSON形式にエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config seqno import -json ファイル [-force]

JSONファイルから連番設定をインポートします。

連番の共有が有効な場合、共有ファイル(TreeDB)に連番を書き込みます。共有ファイルのパスが指定されていない場合はエラーになります。フォルダが存在しない場合は自動的に作成されます。

同名の設定が既に存在する場合はエラーになります。-force を指定すると上書きします。

-config seqno import-all -json ファイル [-force]

JSONファイルから全連番設定を一括でインポートします。

既存の設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。

-config seqno remove -name 設定名

指定した連番設定を削除します。

-config seqno remove-all

全連番設定を一括で削除します。

例: 連番設定のエクスポートとインポート
eDocArrangement2Command -config seqno export -name 請求書番号 -json C:\backup\seqno.json
eDocArrangement2Command -config seqno import -json C:\backup\seqno.json -force

スケジュール設定 (schedule)

スケジュール設定は別のDBファイル(eDocArrangement2Schedule.db)に保存されています。-scheduledb オプションで別のスケジュールDBファイルを指定することもできます。

コマンド

説明

-config schedule list

登録済みの全スケジュール設定名を一覧表示します。

-config schedule export -name 設定名 [-json ファイル]

指定したスケジュール設定をJSON形式でエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config schedule export-all [-json ファイル]

全スケジュール設定(スケジューラ共通設定を含む)を一括でJSON形式にエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config schedule import -json ファイル [-force]

JSONファイルからスケジュール設定をインポートします。

同名のスケジュールが既に存在する場合はエラーになります。-force を指定すると上書きします。

-config schedule import-all -json ファイル [-force]

JSONファイルから全スケジュール設定(スケジューラ共通設定を含む)を一括でインポートします。

既存の設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。

-config schedule remove -name 設定名

指定したスケジュール設定を削除します。

-config schedule remove-all

全スケジュール設定を一括で削除します。スケジューラ共通設定は削除されません。

import・import-all は、取り込む前にJSONの内容を確認します(Version 2.6.18 から。バッチ設定のインポートと同じ確認です)。

  • 存在しないコントロール名や、選択肢にない値が書かれている場合は、警告([WARN])を出して取り込みます。綴りの誤りなどで、その項目が既定値のまま取り込まれていないか確認してください。

  • 値の型の誤り(チェックボックスに true・false 以外を書いた等)、tag が ScheduleType 以外、スケジュール名(text)が無い、JSONの中でスケジュール名が重複している、などの場合はエラー([ERROR])になり、リターンコード -12 を返します。設定ファイルは変更されません。

  • 確認は既存の設定を削除する前に行うため、-force を指定していても、誤りのあるJSONで既存のスケジュール設定が削除されることはありません。

  • import-all を -force なしで実行し、同じ名前のスケジュール設定が既にある場合は、何も取り込まずにリターンコード -14 を返します。

例: スケジュール設定のエクスポートとインポート
eDocArrangement2Command -config schedule export -name スケジュール1 -json C:\backup\schedule1.json
eDocArrangement2Command -config schedule import -json C:\backup\schedule1.json -force
eDocArrangement2Command -config schedule export-all -json C:\backup\schedules_all.json

スキーマ (schema)

コマンド

説明

-config schema list

スキーマに定義されている処理(ノードの種類)の一覧を、「タグ名」と「表示名」をタブで区切って表示します(Version 2.6.18 から)。

-config schema export [-json ファイル]

eDocArrangement2Lib.dllに埋め込まれたスキーマファイル(eDocArrangement2_schema.json)をエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config schema export -name 処理 [-name 処理 ...] [-json ファイル]

指定した処理の定義だけをエクスポートします(Version 2.6.18 から)。

処理は、タグ名(PasteAnnoTextType)・型名(PasteAnnoText)・表示名(テキストアノテーション貼付)のどれでも指定できます。大文字と小文字は区別しません。-name は複数指定でき、カンマ区切りでも指定できます。

その処理が参照する色の定義(enums)・条件で変わる選択肢(conditionalValues)・子ノードの定義(nodeHierarchy)もあわせて出力し、選んだ処理のタグ名を "_filter" に記録します。スキーマに無い処理を指定した場合は、リターンコード -13 を返します。

例: スキーマファイルのエクスポート
eDocArrangement2Command -config schema export -json C:\temp\schema.json
eDocArrangement2Command -config schema list
eDocArrangement2Command -config schema export -name テキストアノテーション貼付 -name FileMoveType -json C:\temp\schema_part.json

全設定 (all)

コマンド

説明

-config all export [-json ファイル]

共通設定・データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・バッチ設定をまとめてJSON形式でエクスポートします。

-json を省略すると標準出力に出力されます。

-config all import -json ファイル [-force]

JSONファイルから共通設定・データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・バッチ設定を一括でインポートします。

既存の設定が存在する場合はエラーになります。-force を指定すると既存設定を削除してからインポートします。

例: 全設定のバックアップと復元
eDocArrangement2Command -config all export -json C:\backup\all_settings.json
eDocArrangement2Command -config all import -json C:\backup\all_settings.json -force

設定スクリプト (script)

eDocArrangement2 の設定を JavaScript(設定スクリプト)で書き、取り込む前に確かめるための機能です(Version 2.6.19 から)。主に AI エージェントが設定を作る・直すときに使います。バッチ設定・スケジュール設定のほか、共通設定・データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・スケジューラーの共通設定も書けます。

設定スクリプトを確かめると、項目名・選択肢の値・ラジオボタンの組・文字列の「\」の書き間違い・マクロ名・処理名の重複・処理を置ける場所などの誤りを、行と列・直し方・似た名前を付けて知らせます。誤りがあるときは JSON を作らず、何も取り込みません。誤りの無い設定スクリプトからは、各対象の import(-config batch import・-config schedule import など)と同じ形の JSON を作ります。

コマンド

説明

-config script check -js ファイル

設定スクリプトを確かめます。設定は変更しません。

-config script outline -js ファイル

設定スクリプトを確かめて、処理の入れ子と主な項目を短く表示します。処理の順番や置き場所を目で確かめるときに使います。

-config script build -js ファイル [-json フォルダ]

設定スクリプトを確かめて、取り込み用のJSONを作ります。-json で指定したフォルダに「名前.batch.json」「名前.folder.json」「名前.schedule.json」「名前.database.json」「名前.mailserver.json」「名前.seqno.json」「共通設定.home.json」「スケジューラーの共通設定.schedulerHome.json」の名前で出力します。-json を省略すると標準出力に出力されます。

共通設定・スケジューラーの共通設定の JSON には、設定スクリプトに書いた項目だけが入ります。-config home import などで取り込むと、書いていない項目は既定値に戻ります。今の設定に重ねて取り込むときは、-config script import を使用してください。

-config script import -js ファイル [-force]

設定スクリプトを確かめて、設定を取り込みます。

取り込む前に、作った設定をすべて検査します(各対象の import と同じ検査と、同名の設定の有無)。DB接続の処理が選んでいるデータベース設定が、設定スクリプトにも取り込み先にも無い場合も、取り込めないものとします。1つでも取り込めないものがある場合は、何も取り込みません。

取り込みは、共通設定 → データベース設定 → メールサーバー設定 → 連番設定 → バッチ設定・フォルダ → スケジューラーの共通設定 → スケジュール設定の順に、各対象の import と同じ処理で行います(更新操作のチェックやAllUsersフォルダへのコピーも同じです)。データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・バッチ設定・スケジュール設定は、同名の設定がある場合、-force を指定すると上書きします。

共通設定・スケジューラーの共通設定は、設定スクリプトに書いた項目だけを今の設定に重ねます(書いていない項目は今のままです)。グローバルデータは名前ごとに追加または置き換え、removeGlobals に書いた名前は削除します。

連番設定の現在の番号と最終リセット日は、設定スクリプトに書いていなければ、同名の連番設定の今の値(連番を共有する場合は共有ファイルの番号)のままにします。新しい連番設定は初期値から始まります。

-config script export [-name 名前] [-js ファイル]

今の設定(共通設定・データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・バッチ設定・スケジューラーの共通設定・スケジュール設定)を設定スクリプトに書き出します。-js を省略すると標準出力に出力されます。

既定値と同じ項目と、画面の表示だけの項目(タブ・分割位置・一覧に行を追加するための入力欄)は書き出しません。連番設定の現在の番号と最終リセット日も書き出しません。メールサーバー設定のパスワードは、設定ファイルに保存されている暗号化済みの値を書き出します。書き出した設定スクリプトを import すると、元と同じ設定になります。

-name でバッチ名またはフォルダ名を指定すると、そのバッチ(フォルダ)と、それを実行するスケジュール設定だけを書き出します(共通設定・データベース設定・メールサーバー設定・連番設定・スケジューラーの共通設定は書き出しません)。フォルダの中のバッチは、取り込み先のフォルダ名も書き出します。

-db を指定して -scheduledb を指定しない場合、-config script はスケジュール設定とスケジューラーの共通設定を扱いません(export は書き出さず、import はこれらを含む設定スクリプトを取り込みません)。-db で指定したDBファイルの設定と、システムのスケジュール設定を取り違えないためです。スケジュール設定も扱う場合は、-scheduledb も指定してください。

メールサーバー設定の SMTP 認証のパスワードは、平文では書けません。暗号化パスワードファイル(passwordFile)を使用するか、取り込んだ後に設定画面で入力してください(export で書き出した暗号化済みの値は passwordEncrypted に書けます)。設定スクリプトは、ファイルやネットワークにアクセスできず、実行時間(10秒)などの制限の中で動作します。

例: 設定スクリプト
Globals("TopFolder");
const TOP = G("TopFolder");

const 仕分け = Batch("請求書の仕分け", [
  LoopFile("ファイルの繰り返し", [
    Macro("業務の判定", String.raw`
      {%SET_U(wk,結果,True)}
      {%IF({%REGEX_CAPTURE((NG),{%GET(FileNameWithoutExtension)})}!=,{%SET_U(wk,結果,False)},)}
    `),
    IfError("システムエラー判定", {
      then: [
        IfCondition("業務判定", "{%GET_U(wk,結果)}", {
          then: [FileMove("処理済みへ移動", { to: path(TOP, "20_処理済み") })],
          else: [FileMove("業務エラーをエラーへ移動", { to: path(TOP, "30_エラー") })],
        }),
      ],
      else: [FileMove("想定外のエラーをエラーへ移動", { to: path(TOP, "30_エラー") })],
    }),
  ]),
]);
Schedule("請求書の仕分け", { batch: 仕分け, watch: { folder: path(TOP, "10_入力"), file: "*.pdf" } });
例: 共通設定・データベース設定・連番設定
Home({ globals: { TopFolder: String.raw`C:\Work\請求書` }, writeLog: true });
Database("顧客DB", {
  file: String.raw`{%GET_G(TopFolder)}\90_System\顧客.db`,
  tables: ["CREATE TABLE 顧客 (コード text not null, 名前 text, primary key (コード))"],
});
SeqNo("請求書番号", { init: 1, digits: 6, reset: { yearly: 4 } });
SchedulerHome({ copyToAllUsers: true });
例: 設定スクリプトの確認・取り込み・書き出し
eDocArrangement2Command -config script check -js C:\temp\請求書の仕分け.js -utf8
eDocArrangement2Command -config script import -js C:\temp\請求書の仕分け.js -force -utf8
eDocArrangement2Command -config script export -name 請求書の仕分け -js C:\temp\請求書の仕分け.js -utf8

共通オプション

オプション

説明

-json ファイル

入出力するJSONファイルのパスを指定します。エクスポート時に省略すると標準出力に出力されます。

-name 設定名

操作対象の設定名を指定します。batch、database、mailserver、seqno、schedule の各対象で使用します。

schema export では、出力する処理を指定します(Version 2.6.18 から)。

script export では、書き出すバッチ名またはフォルダ名を指定します(Version 2.6.19 から)。

-force

インポート時に既存の設定がある場合、上書きします。バッチ設定の場合、元の並び順が維持されます。

-schema ファイル

バリデーション用のスキーマファイルのパスを指定します。省略時はeDocArrangement2Lib.dllの埋め込みリソースから読み込みます。

-db DBファイル

操作対象のeDocArrangement2.dbファイルのパスを指定します。省略時はシステムにインストールされた設定ファイルを使用します。

-scheduledb DBファイル

操作対象のeDocArrangement2Schedule.dbファイルのパスを指定します。省略時はシステムにインストールされた設定ファイルを使用します。-config schedule・-config script で使用します。

-js ファイル

-config script で使う設定スクリプト(JavaScript・UTF-8)のファイルのパスを指定します。script export では出力先のファイルです(省略すると標準出力に出力されます)。Version 2.6.19 から。

-utf8

標準出力をUTF-8エンコーディングで出力します。省略時はシステムデフォルト(Shift_JIS)で出力します。

設定管理コマンドのリターンコード

-config コマンドで発生したエラーは以下のリターンコードで確認できます。

リターンコード

内容

0

正常

1

警告あり。更新操作は成功しましたが、AllUsersフォルダへのコピー時に警告(共有ファイルを使用しない連番設定が上書きされた等)が発生しました。

script export では、書き出した設定スクリプトに確かめで止まる所(今の設定が画面の決まりに反している所など)があることを表します。

-10

コマンドの引数エラー。対象や操作の指定が不正です。

-11

JSONファイルまたはスキーマファイルの読み込みエラー。

-12

JSONの解析・バリデーションエラー。同名の設定が既に存在する場合を含みます。

-config script では、設定スクリプトに誤りがある場合と、import で取り込めない設定がある場合(何も取り込みません)です。

-13

指定された設定が見つかりません。schema export では、-name で指定した処理がスキーマにありません。

-14

既存の設定が存在します。-force オプションを指定してください。

-92

eDocArrangement2サービスが実行中です。サービスを停止してください。

-93

eDocArrangement2 Schedulerが起動中またはスケジュール実行中です。Schedulerを終了してください。

-94

eDocArrangement2(メイン画面)が起動中です。eDocArrangement2を終了してください。

-95

別のeDocArrangement2Commandが設定を更新中です。完了するまでお待ちください。