ファイルの繰り返し処理はメイン画面で検索したファイルリストや、ファイル検索処理で検索したファイルリストに対して、繰り返し処理を行います。下位ノードに処理を追加できます。
繰り替えし対象を「メイン画面のファイルリスト」にした場合、メイン画面で検索したファイルリストを対象に繰り返し処理を行います。(eDocArrangement2スケジューラーでフォルダ監視を行った場合は、フォルダ監視の検索結果が対象となります。)
ファイル検索処理の下位ノードに繰り返し処理を追加すると、繰り返し対象にファイル検索のファイルリストを選択できるようになります。その場合は、ファイル検索で検索したファイルリストを繰り返しの対象とします。
「ファイルの並び変えを行う」をチェックすると、ループ処理の前に並び変えを行います。対象と昇順、降順を指定できます。
対象に「フルパスの一部(正規表現)」を選択すると正規表現でフルパスの一部を並び変えの対象に指定できます。正規表現にはキャプチャ記号である()を一組記述してください。
チェックするとファイルの繰り返しの最初にユーザーデータを全てクリアします。クリアしたくないユーザーデータがある場合は、ユーザーデータ名をクリアしないデータ欄に入力してください。データが複数ある場合はカンマ区切りで入力してください。
「エラー発生時にループを中止する」をチェックすると、ループ処理でエラーが発生した場合に、ループ処理を中止します。チェックしない場合は、中止せず、次のファイルを処理します。
エラー発生時の処理を記述します。マクロ実行と同じく、マクロが記述できます。
ファイルリストの繰り返しの場合、グルーピングを指定できます。グルーピング単位には以下が選択できます。
ファイルリストの繰り返しの場合、グルーピングを指定できます。グルーピング単位にフォルダを指定すると、繰り返し回数はフォルダ単位となります。繰り返し処理の中でファイルリスト取得マクロを使用すると、フォルダ内のファイルのリストが取得できます。
例えば、以下の様なフォルダパスのJPEGファイルを処理した場合、コミックの巻毎にグルーピングしたい場合は、グルーピング単位にフォルダを指定します。
C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第01巻\Aコミック第01巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第01巻\Aコミック第01巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第02巻\Aコミック第02巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第02巻\Aコミック第02巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第01巻\Bコミック第01巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第01巻\Bコミック第01巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第02巻\Bコミック第02巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第02巻\Bコミック第02巻_002.jpg
上記のファイルを処理すると、グルーピングされる部分が以下のようになり、繰り返し回数は4回になります。
C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第01巻 C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第02巻 C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第01巻 C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第02巻
グルーピング単位にフルパスの一部を指定すると、繰り返し回数は正規表現にマッチした部分が単位となります。正規表現には()のペアを一組記述してください。()でキャプチャされた部分が繰り返しの単位となり、同一のキャプチャ文字でグルーピングされます。
例えば、以下の様なフォルダパスのJPEGファイルを処理した場合、コミック毎にグルーピングしたい場合は、正規表現に「(.+?)第」と入力します。
C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第01巻\Aコミック第01巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第01巻\Aコミック第01巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第02巻\Aコミック第02巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック第02巻\Aコミック第02巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第01巻\Bコミック第01巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第01巻\Bコミック第01巻_002.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第02巻\Bコミック第02巻_001.jpg C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック第02巻\Bコミック第02巻_002.jpg
上記のファイルを処理すると、グルーピングされる部分が以下のようになり、繰り返し回数は2回になります。
C:\Home\Demo\グルーピング\Aコミック C:\Home\Demo\グルーピング\Bコミック
繰り返し処理を中断する条件をマクロで記述します。マクロの評価値がTrueとなる場合に繰り返し処理が中断されます。
例えば2番目のファイルになった時に中断したい場合(ファイルを1つだけ処理したい場合)は以下のように設定します。
{%IF(2<={%GET(FileLoopCount)},True,False)}