eDocArrangement2 をお使いのお客様へ / 2026年版(2026年10月22日)
「NAS に置くと処理が遅い」「ときどき処理が止まる」といったご相談をいただいたときにお渡ししている資料です。パソコン・NAS・ネットワークの規格によって、速さと信頼性がどれほど違うかを、2026年の主流と最新の規格で比べています。数値は一般的な目安で、機器や使い方によって変わります。
NAS はネットワークの先にあるため、内蔵の SSD よりも大幅に遅くなります。ファイルの数が多いとき・ファイルが大きいとき・使う人が多いときほど、差が大きく開きます。
一時ファイルとログは、必ずローカルストレージに置いてください。eDocArrangement2 を動かすサーバーの内蔵 SSD です。NAS に置くと遅くなるだけでなく、障害の原因も記録に残りません。
USB でつなぐ外付けのストレージは、処理や保管の場所に使わないでください。省電力の機能やケーブルの緩みで、接続が切れることがあります。
安価な NAS・ハードディスクは、故障や停止が起きやすくなります。文書を処理するシステムでは、ディスクの不調がそのまま業務のトラブルになります。冗長化・停電対策・バックアップを備えた構成をおすすめします(10. 可用性を高めるには)。
ファイルの読み書きの速さは、「転送の速さ」と「応答の速さ」の 2 つで決まります。
| 速さ | たとえると | よく効く場面 |
|---|---|---|
| 転送の速さ (MB/秒) | 道路の車線の数。1 秒間に運べる荷物の量です。 | 大きなファイル(図面・カラーのスキャン・画像の多い PDF)を読む・書く |
| 応答の速さ (ミリ秒) | 1 往復にかかる時間。荷物の大きさによらず、行って帰るまでの待ち時間です。 | ファイルの数が多い(フォルダを調べる・小さなファイルを次々に処理する) |
NAS はネットワークの先にあるので、「車線」はネットワークの太さに制限され、「1 往復」にはネットワークを行き来する時間が加わります。大きなファイルでも、数の多いファイルでも遅くなります。
内蔵の SSD は PC の中で直接つながっています。NAS は、いくつもの機器を通った先にあります。
eDocArrangement2(サーバーの中)
内蔵 SSD
PC の中で直結(PCI Express)
通るのは PC の中だけです。1 回のやり取りは 0.1 ミリ秒以下で終わります。
eDocArrangement2(サーバーの中)
Windows のファイル共有の処理
LAN アダプター ・ LAN ケーブル
スイッチ(ハブ)
NAS の LAN ・ NAS の CPU(ファイル共有の処理)
NAS の中のディスク
多くはハードディスク
通り道が長く、行きと帰りの両方で機器を通ります。1 回のやり取りに 0.5〜10 ミリ秒かかります。
ファイルを 1 つ読むだけでも、「ファイルがあるか・開いてよいか」「大きさと日時」「中身」「閉じる」のように、何回かのやり取りがあります。NAS では、その 1 回ごとにネットワークを往復します。
| 置き場所 | 1 回のやり取りの時間(目安) |
|---|---|
| 内蔵 SSD(NVMe) | 0.02〜0.1 ミリ秒 |
| NAS(有線 LAN) | 0.5〜2 ミリ秒 |
| NAS(Wi-Fi) | 2〜10 ミリ秒 |
| 別の事業所の NAS(VPN) | 10〜50 ミリ秒 |
棒は待ち時間です(長いほど時間がかかります)。最も時間のかかるものを最長にしています。範囲のあるものは真ん中の値で計算しています。NAS の中がハードディスクで、まだ読んだことのないファイルなら、さらにディスクの待ち時間(5〜12 ミリ秒)が加わります。
2026年の主流の規格と最新の規格を、主流 最新 古い の印で示します。「主流との比べ」は、表ごとに主流の規格(「基準」の行)と比べて、何倍速いか・何倍遅いかを示します。
| 種類 | 転送の速さ(目安) | 主流との比べ | 応答の速さ | 2026年の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| ハードディスク(パソコン用) | 100〜190 MB/秒 | 約 50 倍遅い | 10〜15 ミリ秒 | 古い 新しいパソコンではほとんど使われません。 |
| ハードディスク(NAS 用・業務用) | 200〜290 MB/秒 | 約 30 倍遅い | 5〜12 ミリ秒 | 主流 大容量の保管用。1 台で 30 TB を超える製品も出ています。 |
| SSD(SATA) | 約 550 MB/秒 | 約 13 倍遅い | 約 0.1 ミリ秒 | ハードディスクからの置き換え用。 |
| SSD(NVMe・PCI Express 4.0) | 5,000〜7,400 MB/秒 | 基準 | 0.02〜0.1 ミリ秒 | 主流 今のパソコン・サーバーの標準です。 |
| SSD(NVMe・PCI Express 5.0) | 10,000〜14,900 MB/秒 | 約 2 倍速い | 0.02〜0.1 ミリ秒 | 最新 高性能なパソコン・サーバー。 |
棒は待ち時間です(長いほど時間がかかります)。最も時間のかかるものを最長にしています。
SSD はハードディスクと比べて、転送の速さで数倍〜100 倍、応答の速さで 100 倍以上速くなります。ファイルの数が多い処理ほど、この差が効きます。
| つなぎ方 | 規格の上限 | 実際の速さ(目安) | 主流との比べ | 2026年の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| SATA(SATA 3) | 6 Gbps | 約 550 MB/秒 | 約 13 倍遅い | 2.5インチの SSD・ハードディスク。 |
| PCI Express 3.0(×4) | 32 Gbps | 約 3,500 MB/秒 | 2 倍遅い | 古い 数年前の PC の NVMe SSD。 |
| PCI Express 4.0(×4) | 64 Gbps | 約 7,000 MB/秒 | 基準 | 主流 今の PC・サーバーの NVMe SSD。 |
| PCI Express 5.0(×4) | 128 Gbps | 約 14,000 MB/秒 | 2 倍速い | 最新 高性能な PC・サーバー。 |
| PCI Express 6.0(×4) | 256 Gbps | 約 28,000 MB/秒 | 4 倍速い | 最新 データセンター向けの SSD が 2026年に出荷を始めました。PC 向けは 2028年ごろの見込みです。 |
| USB 2.0 | 480 Mbps | 約 35 MB/秒 | 200 倍遅い | 古い 古い外付けの装置。 |
| USB 5Gbps(旧 USB 3.0) | 5 Gbps | 約 400 MB/秒 | 約 18 倍遅い | 外付けのハードディスク。 |
| USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) | 10 Gbps | 約 900 MB/秒 | 約 8 倍遅い | 主流 外付けの SSD。 |
| USB4 40Gbps・Thunderbolt 4 | 40 Gbps | 約 3,800 MB/秒 | 約 2 倍遅い | 主流 新しい PC の外付け SSD。 |
| USB4 80Gbps・Thunderbolt 5 | 80 Gbps | 約 6,000 MB/秒 | ほぼ同じ | 最新 一部の高性能な PC だけが対応しています。 |
つなぎ方が速くても、中がハードディスクなら 100〜250 MB/秒です。また、M.2 は差し込む部品の形の名前で、中身には SATA のもの(約 550 MB/秒)と NVMe のものがあります。速いのは NVMe です。
「主流との比べ」は、有線 LAN 1 Gbps を基準にしています。比べのために、いちばん上に内蔵の SSD を入れました。ネットワークは、最も速い 10 Gbps でも内蔵の SSD より約 6 倍遅くなります。読む時間の比べは 5. を見てください。
| つなぎ方 | 転送の速さ(実際の目安) | 主流との比べ | 往復の時間 | 2026年の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| (比べ)内蔵 SSD(NVMe) | 約 7,000 MB/秒 | 約 60 倍速い | PC の中 | ネットワークを通りません。 |
| 有線 LAN 100 Mbps(100BASE-TX) | 約 11 MB/秒 | 10 倍遅い | 0.2〜1 ミリ秒 | 古い 今も多くの会社に残っています(6. を参照)。 |
| 有線 LAN 1 Gbps(1000BASE-T) | 約 110 MB/秒 | 基準 | 0.1〜0.5 ミリ秒 | 主流 社内の LAN の標準です。 |
| 有線 LAN 2.5 Gbps(2.5GBASE-T) | 約 280 MB/秒 | 約 2.5 倍速い | 0.1〜0.3 ミリ秒 | 主流 新しい PC・NAS・スイッチで広がっています。 |
| 有線 LAN 10 Gbps(10GBASE-T) | 約 1,100 MB/秒 | 約 10 倍速い | 0.05〜0.2 ミリ秒 | サーバーどうし・上位の NAS。 |
| Wi-Fi 5(11ac) | 20〜60 MB/秒 | 約 3 倍遅い | 2〜10 ミリ秒 | 古い 数年前の PC・アクセスポイント。 |
| Wi-Fi 6・6E(11ax) | 40〜120 MB/秒 | 約 1.4 倍遅い | 2〜10 ミリ秒 | 主流 今の PC・アクセスポイントの標準。 |
| Wi-Fi 7(11be) | 50〜300 MB/秒 | 約 1.4 倍速い | 2〜10 ミリ秒(混むと数十ミリ秒) | 最新 次の Wi-Fi 8 は 2028年ごろに規格が決まる見込みです。 |
| VPN・拠点の間の回線 | 1〜10 MB/秒 | 約 20 倍遅い | 10〜50 ミリ秒 | 別の事業所の NAS につなぐとき。 |
ネットワークの速さは bps(1 秒間のビット数)で表し、8 で割るとバイトになります。1 Gbps は 1 秒間に約 125 MB で、実際にはやり取りの手間があるので約 110 MB/秒です。Wi-Fi の「最大 ◯ Gbps」は条件がそろったときの値で、実際の転送はその数倍遅くなります。また Wi-Fi は、距離・壁・使う人の数で速さが大きく変わります。
300 MB の図面ファイル 1 件を読み込むのにかかる時間です(転送の時間だけの目安)。
棒は待ち時間です(長いほど時間がかかります)。最も時間のかかるものを最長にしています。
内蔵の SSD なら一瞬で終わる読み込みが、古い 100 Mbps の LAN の NAS では 27 秒、ほかの人と同時に使うと数分かかります。実際の処理では、ここにページの画像の変換などの時間が加わります。
A1 判のカラーの図面を 400 dpi で読み取ると、1 ページで数十 MB になることがあります。20 ページの図面一式なら、1 つのファイルが数百 MB です。モノクロ 200 dpi の事務の文書(1 ページ数十 KB)と比べて、千倍以上の大きさになります。
NAS とスイッチの間の線は 1 本です。同じ時間に使う人が増えると、その 1 本を分け合います。
今も多くの会社で、100 Mbps のスイッチ(ハブ)や古い LAN ケーブル(CAT5)が使われています。PC や NAS が 1 Gbps に対応していても、途中に 1 つでも 100 Mbps の機器やケーブルがあると、そこから先は 100 Mbps になります。
| 同じ時間に使う人数 | 1 人あたりの速さ (NAS の線が 1 Gbps) | 1 人あたりの速さ (NAS の線が 100 Mbps) |
|---|---|---|
| 1 人 | 110 MB/秒 | 11 MB/秒 |
| 5 人 | 22 MB/秒 | 2.2 MB/秒 |
| 10 人 | 11 MB/秒 | 1.1 MB/秒 |
| 30 人 | 3.7 MB/秒 | 0.37 MB/秒 |
棒は待ち時間です(長いほど時間がかかります)。最も時間のかかるものを最長にしています。
朝の始業時・会議のあと・月末の締めのように、多くの人が同じ時間にファイルを開く場面は珍しくありません。また、中がハードディスクの NAS は、同時に読む人が増えると、ディスクが読む場所を行き来するため、全体の速さも下がります。
「読み込む → ページに分けて一時フォルダへ書く → 一時フォルダから読んでまとめ直す → 保管フォルダへ保存する」という処理では、ファイルの大きさの約 4 倍(1.2 GB)のデータが行き来します。置き場所ごとの転送の時間の目安は次のとおりです。「内蔵 SSD」は eDocArrangement2 を動かすサーバーの内蔵 SSD、「一時・ログだけ内蔵 SSD」は入力と保管のフォルダーを NAS(1 Gbps)に置いた場合です。
| 置き場所 | 1 件あたり | 1 日 100 件 |
|---|---|---|
| すべて 内蔵 SSD | 約 0.2 秒 | 約 20 秒 |
| 一時・ログだけ 内蔵 SSD | 約 6 秒 | 約 10 分 |
| すべて NAS (1 Gbps) | 約 11 秒 | 約 18 分 |
| すべて NAS (100 Mbps) | 約 1 分 50 秒 | 約 3 時間 |
| すべて NAS (100 Mbps・ 10 人で同時) | 約 18 分 | 約 30 時間 |
棒は待ち時間です(長いほど時間がかかります)。最も時間のかかるものを最長にしています。転送の時間だけで、ページの変換などの処理の時間は含みません。
100 Mbps の LAN で 10 人が同時に使うと、1 日 100 件の転送だけで約 30 時間かかり、1 日で終わりません。同じ設定・同じファイルでも、置き場所とネットワークだけで処理の時間が数千倍変わります。「処理が終わらない」「監視が追いつかない」というご相談の多くは、ここが原因です。
NAS・共有フォルダ・USB でつないだ外付けのストレージには置かないでください。
おすすめの置き方です。NAS とやり取りするのは、最初の取り込みと最後の保存の 2 回だけにします。
入力のフォルダ(監視するフォルダ)も、できればサーバーの内蔵 SSD に置き、共有して使ってください。複合機やスキャナーからの保存先をサーバーの共有フォルダにすれば、処理はすべてサーバーの中で済みます。
| 大幅に遅くなる | 一時ファイルは、1 件の処理の中で何度も作り・読み・消します。ログは処理の段階ごとに書き込みます。そのたびにネットワークを往復し、図面のような大きなファイルでは転送の時間も加わります(6. の例)。 |
| 障害の原因が 記録に残らない | ネットワークが切れたとき、その出来事を書くはずのログ自体が書けません。最もログが必要な場面で、原因を調べられなくなります。 |
| 壊れたファイルが 残る | 通信が途中で切れると、書きかけの一時ファイルが壊れたまま残り、次の処理のエラーや、誤った結果の原因になります。 |
| ほかの機能に じゃまされる | NAS のウイルス検査・バックアップ・検索用の索引づくりが、作業中の一時ファイルをつかみ、「ファイルが使用中」で処理が止まることがあります。 |
| ほかの人も 遅くなる | 一時ファイルの行き来が NAS とネットワークを混ませ、社内のほかの人がファイルを開く時間も長くなります。 |
USB の接続は、思いのほか簡単に切れます。一瞬でも切れると、処理中のファイルは壊れ、eDocArrangement2 はフォルダが見つからずに止まります。
| 切れる原因 | 内容 |
|---|---|
| 省電力の機能 | Windows や外付けケースの省電力の機能が、しばらく使わないと接続を休ませます。戻るときに失敗すると、ドライブが見えなくなります。最新の USB4 でも起きます(弊社の環境でも確認しています)。 |
| ケーブル・差し込み口 | 振動・引っかけ・差し込みの緩みで、一瞬だけ切れることがあります。 |
| 電源の不足 | USB から電源を取る装置や、電源のない USB ハブは、電力が足りないと不安定になります。 |
| ドライブ文字が変わる | つなぎ直しや再起動で E: が F: になると、設定したフォルダが見つからなくなります。 |
| 熱 | 小型の外付け SSD は、続けて書き込むと熱で速度が落ちたり、止まったりします。 |
外付けのストレージは、バックアップを持ち出す用途にとどめてください。その場合も、つなぎっぱなしにせず、複数台を順に入れ替えて使うと、ウイルス(ランサムウェア)の被害からも守れます。
eDocArrangement2 の処理は、ほとんどが文書ファイルの読み書きです。ディスクの信頼性が、そのまま業務のトラブルの起きやすさになります。
ディスクが不調になると、「処理が途中で止まる」「ファイルが壊れている」「保存したはずのファイルが無い」「急に遅くなった」といった形で表れます。設定やソフトウェアに問題がなくても、こうしたトラブルは起きます。
クラウドのバックアップ事業者 Backblaze 社の集計では、データセンターで動いている約 34 万台のハードディスクのうち、2025年の 1 年間に 1.36% が壊れました。温度・電源・振動が管理された環境でも、100 台あれば 1 年に 1〜2 台が壊れる計算です。機種による差が大きく、使う年数が長くなるほど壊れやすくなります。
| 種類 | 想定の使い方 | 1 年に動かす時間 | 1 年に読み書きする量 | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| パソコン用 | 1 日 8 時間ほど | 2,400 時間 | 55〜120 TB | 2 年ほど |
| NAS 用 | 24 時間(小・中規模の NAS) | 8,760 時間 (365 日 24 時間) | 180〜550 TB | 3〜5 年 |
| 業務用(サーバー用) | 24 時間(サーバー・大規模な NAS) | 8,760 時間 (365 日 24 時間) | 550 TB | 5 年 |
数値は代表的な製品の仕様の例です(Seagate 社の BarraCuda・IronWolf・Exos の仕様書から)。
パソコン用のディスクを 24 時間動かす NAS やサーバーに使うと、想定の 3.6 倍の時間動くことになり、故障しやすくなります。
業務で使うシステムには、「止まらない(可用性)」と「失わない(データの保全)」の両方を備えてください。
| 部分 | おすすめ | 最低限 |
|---|---|---|
| サーバー | 24 時間動かす業務用のサーバー。個人の PC は使いません(スリープ・電源オフ・再起動で処理が止まるため)。 | 常時動かす専用の PC |
| サーバーのストレージ | 業務用の NVMe SSD(PCI Express 4.0 以上)を 2 台でミラー(RAID 1)。一時フォルダ・ログ・監視するフォルダはここに置きます。 | NVMe SSD 1 台+毎日のバックアップ |
| ネットワーク | 有線 LAN。サーバーと NAS は 2.5 Gbps 以上、利用者の PC は 1 Gbps 以上。スイッチも 2.5 Gbps 対応のもの。Wi-Fi は使いません。 | すべて 1 Gbps(100 Mbps の機器は交換) |
| LAN ケーブル | CAT6 以上(2.5 Gbps・10 Gbps にも対応) | CAT5e(CAT5 は交換) |
| NAS | 業務用の NAS。ディスク 4 台以上で RAID 6(2 台まで壊れても止まらない)。NAS 用・業務用のディスク(CMR 方式)。2.5 Gbps 以上の LAN。 | NAS 用のディスク 2 台でミラー(RAID 1) |
| 停電対策 | UPS(無停電電源装置)をサーバー・NAS・スイッチに。停電のときに自動で安全に止まる設定にします。 | サーバーと NAS に UPS |
| 監視 | ディスクの状態・RAID・UPS の異常を、管理者に自動で知らせる設定にします。 | NAS の管理画面を定期的に確認 |
| バックアップ | 「3-2-1」(コピーを 3 つ・2 種類の媒体に・1 つは別の場所に)。世代を残し、ネットワークから切り離した(書き換えられない)コピーも持ちます。 | 別の装置へ毎日、世代を残して |
| 交換の計画 | ハードディスクは 5 年をめどに、壊れる前に計画的に交換します。SSD は書き込んだ量を確認します。 | 保証が切れる前に見直す |
ディスクは RAID で、1 台壊れても止まらないようにします。
UPS で、停電や瞬間的な電圧の低下からファイルとディスクを守ります。
ディスクの状態を見張り、壊れる前に気づけるようにします。
世代を残したバックアップで、消した・上書きした・暗号化されたファイルも戻せます。
ディスク・NAS・UPS の電池は、年数を決めて計画的に交換します。
RAID は「ディスクが壊れても止まらない」ための仕組みです。誤って消した・上書きした・ウイルスで暗号化された、といった場合は、RAID の中のすべてのディスクに同じ変更が書かれるので戻せません。RAID とバックアップは、両方そろえてください。
LAN の速さ:Windows の「設定」→「ネットワークとインターネット」→「イーサネット」の「リンク速度(受信/送信)」を見ます。「100/100 (Mbps)」なら、途中に 100 Mbps の機器かケーブルがあります。サーバー・NAS・利用者の PC で確かめてください。
LAN ケーブル:ケーブルの側面の印字を見ます。「CAT5」は 100 Mbps 用です。「CAT5e」「CAT6」以上なら 1 Gbps 以上に使えます。
スイッチ(ハブ):本体の表示や型番で、「1000BASE-T」「ギガビット」「2.5G」に対応しているかを見ます。
NAS:ディスクの台数と RAID の種類、入っているディスクの型番(NAS 用か)、買ってからの年数を確かめます。
eDocArrangement2 の設定:一時フォルダとログの出力先が、サーバーの内蔵ドライブ(C: など)になっているかを確かめます。USB でつないだドライブを使っていないかも確かめてください。
この資料は毎年見直し、その年の主流の規格・最新の規格に合わせて更新します。