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eDocArrangement2サービスについて

eDocArrangement2サービスのインストールと開始

eDocArrangement2サービスを使用する場合は、製品WebサイトからeDocArrangement2サービスインストーラーをダウンロードして、インストールする必要があります。その後、Windowsのコントロールパネルのサービスから「eDocArrangement2 Service」の設定を行う必要があります。

eDocArrangement2サービスの使用にあたって、ファイルのアクセス権や、OSのアカウントの仕組みなどの知識が必要となります。

サービス実行時のアカウントについて

サービスは、ログインしない状態で動作するため、実行時のアカウントを設定する必要があります。

デフォルトの状態では、ローカルシステムアカウントで実行されます。実行時のアカウントは、サービスのプロパティからログオンの設定で変更できます。

ローカルシステムアカウントでは、ローカルPCのリソースにのみアクセス権限があり、ネットワークリソースにはアクセス権限がありません。したがって、ネットワークドライブのフォルダを参照するなどの処理を行うとエラーが発生してしまいます。

ネットワークリソースにアクセスする処理がある場合は、適切な権限を付与したアカウントを作成し、そのアカウントをサービスのアカウントに指定する必要があります。

サービスを使用する場合の注意点

  • eDocArrangement2サービス(以下、サービス)は、ログインしない状態でも動作するため、デスクトップへのアクセスができません。したがって、ポップアップメッセージや、クリップボードなどデスクトップにアクセスするマクロは、サービスからの実行ではすべて無視されます。
  • サービスのプロパティから設定できる項目は、Windowsが保持する情報になっています。ログオンや、回復の設定などの情報は、eDocArrangement2の設定ファイルには保存されません。したがって、サービスをアンインストールすると、それらの情報は消えてしまいます。 特にログオンのアカウントを指定している場合には、ユーザとパスワードに何を設定したのかを忘れないようにしてください。
  • サービスと、eDocArrangement2スケジューラーのタイマー処理は同時に実行できません。OSのサービス制御のパネルからeDocArrangement2サービスを開始する場合、eDocArrangement2スケジューラーのタイマー処理が動作していないか注意してください。同時起動は誤動作の原因となりますので行わないようにしてください。eDocArrangement2サービスの起動はeDocArrangement2スケジューラーのメニューから行うことができます。
  • サービスをPCの起動と同時に開始したい場合には、eDocArrangement2サービスのプロパティで、「スタートアップの種類」を「自動」に設定してください。
  • サービスの停止やPCのシャットダウンを行った場合に、eDocArrangement2の処理が実行中の場合は、現在処理中のファイルリストを全て処理してから中断するようになっていますが、処理の途中でOS側から強制的に終了される可能性があります。
  • ネットワークフォルダをドライブ割り当てしたドライブは、デスクトップの機能で動作するため、サービスから実行する場合には、処理内のパスなどに指定しないでください。\\で始まるネットワークパスを使用してください。
  • ネットワークフォルダには、サービスを実行しているユーザの権限でアクセスします。ネットワークフォルダにアクセスできない場合は、サービスのログオンユーザに適切なユーザが設定されていて、且つ、そのユーザにネットワークフォルダへのアクセス権があるか確認してください。