HELP

ファイル移動処理

ファイル移動処理はファイルを移動します。

移動元ファイル

移動元のファイルを指定します。初期表示は処理中のファイルを表すマクロ「{%GET(FullPathFileName)}」となっています。

移動先フォルダ

移動先のファイルを指定します。

ファイル名をリネームする

チェックするとファイル名をリネームするようになります。ファイル名にリネーム後の名前を指定します。

移動先に同名のファイルがある場合

以下の何れかを選択します。

ファイル名に連番を付与する ファイル名の末尾に連番を付与します。例えばファイル名が「Test.txt」で移動先に同名のファイルが存在する場合は、「Test_0001.txt」のように変更されます。
上書きする 移動先に同名のファイルが存在する場合は上書きします。
移動しない 移動先に同名のファイルが存在する場合は移動しません。
XDW文書の先頭に挿入 移動先に同名のファイルが存在する場合は、移動先のXDW文書をオープンし、処理中のファイルをページの先頭に挿入します。

対象のファイルがXDW文書以外の場合は実行時にエラーとなります。

XDW文書の末尾に挿入 移動先に同名のファイルが存在する場合は、移動先のXDW文書をオープンし、処理中のファイルをページの末尾に挿入します。

対象のファイルがXDW文書以外の場合は実行時にエラーとなります。

文書属性をマージする

「移動先に同名のファイルがある場合」を「XDW文書の先頭に挿入」又は、「XDW文書の末尾に挿入」にした場合に指定できます。

チェックすると文書を束ねたときに、束ね先の文書に、処理中文書の文書属性を追加します。既にある文書属性は上書きします。

チェックしないと、文書を束ねたときに処理中文書の文書属性は設定されません。

コピー後に削除を行う

チェックするとファイルコピーを行った後に、コピー元ファイルを削除する方式でファイル移動を行います。

ファイルシステムのAPIでは、同一ドライブのファイル移動はパスの付け替えだけを行っているので、ファイルの権限が移動元の状態のまま変化しません。コピーの場合はコピー先フォルダの権限を継承します。コピーを使用することでフォルダの権限を継承するようになります。

分割マークのある頁で分割する

チェックすると分割マークのあるページで分割します。分割マークは、QRコード読み取り、OCR読み取り、アノテーション取得の処理、及び、分割データ設定マクロ(SET_SPLIT_DATA)でセットすることができます。

分割後の頁数をチェックする 分割後のページ数をチェックします。分割後のページズ宇が設定したページ数と異なるページ数だった場合はエラーが発生します。
分割の条件を指定する 分割を行う条件をマクロで指定します。マクロを実行した結果がTrueになると分割を行います。

ページ分割を行う場合は、分割データ取得マクロ(GET_SPLIT_DATA)で分割データを参照できます。

例えば、QRコード読み取り1で分割データを作成している場合、以下のマクロをファイル名のリネームで指定すると、分割データの内容をファイル名にすることができます。

{%GET_SPLIT_DATA({%GET(FullPathFileName)},QRコード読み取り1)}.xdw

移動後のファイル名をユーザーデータにセットする

チェックすると移動後のファイルのフルパスをユーザーデータにセットします。移動処理終了後にユーザーデータからパスを取得可能になります。

ページ分割を行う場合は移動後のファイルが複数になるのでユーザーデータの2番目の引数には番号を指定します。(分割しない場合は番号は1だけになります。)

引数1:処理名

引数2:番号

ファイル移動1で移動されたファイル名のフルパスをログに出力する例

{%WRITE_LOG(移動後のパス:{%GET_U(ファイル移動1,1)})}