DWアノテーション取得は、指定ページのアノテーションを検索してアノテーションリストを作成します。子ノードに、XDW文書のアノテーションの繰り返し処理を追加する事で、アノテーションに対して繰り返し処理を行うことができます。
XDW文書オープン処理を選択します。最後にオープンされたオープン処理名を返すマクロ「{%DW_GET(OpenName)}」がデフォルト表示されます。
アノテーションを取得するページを入力します。XDW文書のページの繰り返しの中で「{%DW_GET(PageLoopCount)}」と記述すると現在のページを指定できます。
アノテーションの種類を指定します。
アノテーションは階層構造で貼り付けできるようになっており、どの階層のアノテーションを対象にするかを以下から指定します。
ページに直接貼り付けられているアノテーションを対象にします。
ページ直下の付箋の上に貼り付けられているアノテーションを対象にします。付箋上であれば、グループ内、カスタムアノテーション上のアノテーションも対象にします。
ページ直下のグループ内に貼り付けられているアノテーションを対象にします。
ページ直下のカスタムアノテーションの上に貼り付けられているアノテーションを対象にします。
DocuWorksで貼り付けできるアノテーションの階層のパターンは以下の様になっています。
上記のパターンと対象の指定の対応は以下の通りです。
ページ直下 | 1 |
---|---|
付箋上 | 7~12 |
グループ内 | 2~4 |
カスタム上 | 5,6 |
チェックすると属性に対しての検索条件を設定する事ができます。
アノテーションの属性を指定します。指定されたアノテーションの種類に対応した属性の中から選択できます。
指定された属性と値を比較する演算子を指定します。
属性の内容によって選択できる項目が変わります。比較式以外では正規表現が使用できます。正規表現は以下の2種類あります。
正規表現 | 正規表現でマッチングを行います。 |
---|---|
正規表現(GM) | 正規表現でグローバルマッチを行います。正規表現にマッチするすべてのパターンを検出します。 |
指定された属性と比較する値を指定します。
比較式に正規表現を指定した場合は、値にキャプチャ記号()を記述することで、()の中の文字を簡単に取得できるようになります。
値にキャプチャ記号()がある場合、取得結果の基本属性「 CapturedTexts 」に結果が格納されます。
複数の条件を登録した場合に有効となります。直前の条件とのANDまたはORを指定します。
2つ目以降の条件に対して適用されます。(1つ目の条件の論理式は無視されます。)
選択された条件を削除します。
選択された条件を上へ移動します。
選択された条件を下へ移動します。
属性、比較式、値等の入力後、追加ボタンを押すと条件リストに追加されます。
条件はリストに追加しないと正常に動作しません。変更時の操作では追加ボタンの押し忘れや、変更前の条件の削除のし忘れに注意してください。
チェックすると文字を検出したページをメモリに記憶します。ページ分割はファイル移動・コピー処理で行うことができます。
ファイル移動・コピー処理で、分割を行う際に取得できるデータを指定します。
例えば、「{%GET_U(DWアノテーション取得1,1,Text)}」と記述しておけば、ページ分割を行った際に、分割後のファイル名に取得した文字を使用することができるようになります。
検索にマッチしたアノテーションの属性値はユーザーデータに格納されます。
アノテーションはページ内に複数見つかる可能性があるので、ユーザーデータにはアノテーション毎にデータがセットされます。ユーザーデータにセットする内容は以下の通りです。(属性はアノテーションのタイプによって変化します。)
引数1:DWアノテーション取得処理名
引数2:アノテーション番号
引数3:属性名
テキストアノテーションの文字列を取得する場合
{%GET_U(DWアノテーション取得1,1,Text)}
以下の属性はすべてのアノテーションで取得できます。
属性名 | 値 | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AnnotationType |
アノテーションのタイプ。
|
||||||||||||||||||||||||||||||
AnnotationKey | アノテーションキー。マクロなどでアノテーションを指定する際に使用します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ChildAnnotationCount | アノテーションに貼られている子アノテーションの数。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
HorPosPageBased | アノテーションの水平方向の位置(X座標)。小数点第2位まで有効。グループや付箋などのコンテナ上のアノテーションの場合でも、ページの左上を基準とした座標となります。 単位 : mm |
||||||||||||||||||||||||||||||
VerPosPageBased | アノテーションの垂直方向の位置(Y座標)。小数点第2位まで有効。グループや付箋などのコンテナ上のアノテーションの場合でも、ページの左上を基準とした座標となります。 単位 : mm |
||||||||||||||||||||||||||||||
HorPos |
アノテーションの水平方向の位置(X座標)。小数点第2位まで有効。グループや付箋などのコンテナ上のアノテーションの場合に、親アノテーションの左上を基準とした座標となります。
単位 : mm 範囲 : -2400~2400 |
||||||||||||||||||||||||||||||
VerPos |
アノテーションの垂直方向の位置(Y座標)。小数点第2位まで有効。グループや付箋などのコンテナ上のアノテーションの場合に、親アノテーションの左上を基準とした座標となります。
単位 : mm 範囲 : -2400~2400 |
||||||||||||||||||||||||||||||
Width |
アノテーションの幅。小数点第2位まで有効。
単位 : mm 範囲: 5~50 DocuWorksの問題で、取得した値に誤差が生じる。DocuWorks7では0.02mm、DocuWorks8では0.15mmほど増加した値が取得される。DocuWorks8.0.3で修正された。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
Height |
アノテーションの高さ。小数点第2位まで有効。
単位 : mm 範囲: 5~50 DocuWorksの問題で、取得した値に誤差が生じる。DocuWorks7では0.02mm、DocuWorks8では0.15mmほど増加した値が取得される。DocuWorks8.0.3で修正された。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
ParentAnnotationKey |
親アノテーションキー。マクロなどでアノテーションを指定する際に使用します。 付箋上のテキストを検索した場合に付箋アノテーションのアノテーションキーを取得したい場合などに使用します。 親アノテーションがない場合は空文字列がセットされます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
CapturedTexts |
属性条件に正規表現を使用した場合に、正規表現中にキャプチャ()を記述した場合、()内の文字がユーザーデータから取得できます。
CapturedTextsの後ろの引き数は、属性条件番号(正規表現を使用した条件)、キャプチャ番号となっています。 アノテーション 番号:123 アノテーション 担当:伊藤 博文 複数条件の場合以下の様に2つの条件をORで指定することもできますが、格納結果が複雑になります。 条件番号は正規表現を使っている条件のみを対象とします。例えば1番目の条件に正規表現を使わず、2番目に正規表現を使っている場合、2番目の条件のCapturedTextsを取得するには、条件番号に1を指定します。 アノテーション 番号:123 担当:伊藤 博文 グローバルマッチの場合条件の比較式に正規表現(GM)を使用した場合は、ユーザーデータの階層が一つ増えます。 アノテーション 番号:123 番号:789 |
属性名 | 値 |
---|---|
Text | 文字列。 |
FontName | フォント名。 |
FontStyle |
フォントスタイル。以下の何れか。
イタリック ボールド 下線 打ち消し線複数のスタイルを設定されている場合は、「イタリック|下線」のように|で区切られている。 |
FontStyleItalic | フォントスタイル(イタリック)。以下の何れか。する しない |
FontStyleBold | フォントスタイル(ボールド)。以下の何れか。する しない |
FontStyleUnderline | フォントスタイル(下線)。以下の何れか。する しない |
FontStyleStrikeOut | フォントスタイル(打ち消し線)。以下の何れか。する しない |
FontSize | フォントサイズ。小数点第1位まで有効。 単位 : ポイント |
ForeColor |
文字の色。
定義済みの場合は以下の何れか。未定義の場合はカラーコード(16進文字列で6文字)。 黒 茶 緑 オリーブ 紺 紫 青緑 灰 銀 赤 黄緑 黄 青 赤紫 水色 白 |
BackColor |
背景色。
定義済みの場合は以下の何れか。(透過の場合は"無し"。色コード010101が割り当てられているので、010101はカラーとして使用不可。) 未定義の場合はカラーコード(16進文字列で6文字)。 無し 黒 茶 緑 オリーブ 紺 紫 青緑 灰 銀 赤 黄緑 黄 青 赤紫 水色 白 |
WordWrap | 文字の折り返し。以下の何れか。折り返す 折り返さない |
TextDirection | 文字の方向。以下の何れか。横書き 縦書き |
TextOrientation | 文字列の回転角度。時計回りで0~359。 |
LineSpace | 文字列の行間。小数点第2位まで有効。 単位 : 行 範囲: 1~10 |
TextSpacing | テキストの文字間隔。小数点第1位まで有効。 単位 : ポイント |
TextTopMargin | 文字の上マージン。0~200の値。小数点第2位まで有効。 単位 : mm |
TextLeftMargin | 文字の左マージン。0~200の値。小数点第2位まで有効。 単位 : mm |
TextBottomMargin | 文字の下マージン。0~200の値。小数点第2位まで有効。 単位 : mm |
TextRightMargin | 文字の右マージン。0~200の値。小数点第2位まで有効。 単位 : mm |
TextAutoResizeHeight | 高さの自動調整。折り返しを行う場合に有効。以下の何れか。する しない |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
TopField | 上欄のテキスト。1行の長さは12バイトまで。2行まで指定可。 |
BottomField | 下欄のテキスト。1行の長さは12バイトまで。2行まで指定可。 |
DateStyle | 日付設定。以下の何れか。自動 手動 |
BasisYearStyle | 基準年設定。する しない |
BasisYear | 日付設定の基準年。1~9999。「基準年設定」が「する」の時のみ有効。 |
DateField_FirstChar | 日付欄の先頭1文字。 |
YearField | 日付欄の年。「日付設定」が「手動」の時のみ有効。 |
MonthField | 日付欄の月。「日付設定」が「手動」の時のみ有効。 |
DayField | 日付欄の日。「日付設定」が「手動」の時のみ有効。 |
DateFormat | 日付の書式設定。以下の何れか。「日付設定」が「自動」の時のみ有効。yy.mm.dd yy.m.d dd.mmm.yy dd.mmm.yyyy |
DateOrder | 年月日の表示順。以下の何れか。「日付設定」が「手動」の時のみ有効。年月日 日月年 |
StampDate |
日付印の日付。YearField, MonthField, DayFieldを日付形式(yyyy/MM/dd)にしたもの。
YearField, MonthField, DayField の組み合わせが日付と認識できない時は、DateTime型の初期値(0001/01/01)となる。 |
属性名 | 値 |
---|---|
Caption | リンクボタンのタイトル。 |
ShowIcon | アイコンの表示。以下の何れか。する しない |
Invisible | リンクボタンの表示。以下の何れか。する しない |
AutoResize | 自動サイズ調整。以下の何れか。する しない |
Tooltip | ツールチップの表示。以下の何れか。する しない |
Tooltip_String | ツールチップ。最大255バイト。 |
LinkType | リンクの種類。以下の何れか。このファイル 他のDocuWorksファイル URL 他のファイル メールアドレス |
Url | URL。最大255バイト。 |
XdwPath | DocuWorksファイルのパス。最大255バイト。 |
XdwPath_Relative | DocuWorksファイルのパスのタイプ。以下の何れか。絶対 相対 |
XdwLink | リンク先の指定。以下の何れか。ページ リンクアノテーション |
PageFrom | リンク先ページの指定。以下の何れか。DocuWorks文書 バインダー通し 内部DocuWorks文書 |
XdwNameInXbd | リンク先の内部DocuWorksドキュメント名。「リンク先ページの指定」が「内部DocuWorks文書指定」の時のみ有効。 |
XdwPage | リンク先のDocuWorksファイルのページ番号。バインダーの場合は通しページ番号。 |
LinkAtn_Title | リンクアノテーションのタイトル。最大255バイト。 |
OtherFilePath | その他のファイルのパス。最大255バイト。絶対パスに変換した時に255バイト以内である必要がある。「リンクの種類」が「他のファイル」の時のみ有効。 |
OtherFilePath_Relative | その他のファイルのパスのタイプ。以下の何れか。絶対 相対 |
MailAddress | メールアドレス。最大255バイト。 |
FontName | フォント名。 |
FontStyleItalic | フォントスタイル(イタリック)。以下の何れか。する しない |
FontStyleBold | フォントスタイル(ボールド)。以下の何れか。する しない |
FontStyleUnderline | フォントスタイル(下線)。以下の何れか。する しない |
FontStyleStrikeOut | フォントスタイル(打ち消し線)。以下の何れか。する しない |
FontSize | フォントサイズ。小数点第1位まで有効。 単位: ポイント |
ForeColor | 文字色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
属性名 | 値 |
---|---|
FillColorFusen | 背景色。以下の何れか。未定義の場合はカラーコード(16進文字列で6文字)。赤 青 黄 緑 淡赤 淡青 淡黄 淡緑 白 |
AutoResize | 自動サイズ調整。以下のいずれか。する しない |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderWidth | 線の太さ。1~30の整数。 |
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
BorderTransparent | 線の透過。以下の何れか。する しない |
ArrowheadType | 直線の矢印の種類。以下の何れか。なし 始点のみ 終点のみ 両方 |
ArrowheadStyle | 直線の矢印のスタイル。広いかさ かさ 塗りつぶし |
BorderType | 線の種類。実線 点線 破線 一点鎖線 二重線 |
HorVec | 水平移動量。 単位 : mm |
VerVec | 垂直移動量。 単位 : mm |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderStyle | 線の表示。以下の何れか。する しない |
BorderWidth | 線の太さ。1~30の整数。 |
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
FillStyle | 塗りつぶし。以下の何れか。する しない |
FillColor | 塗りつぶしの色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
FillTransparent | 塗りつぶしの透過。以下の何れか。する しない |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderStyle | 線の表示。以下の何れか。する しない |
BorderWidth | 線の太さ。1~30の整数。 |
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
FillStyle | 塗りつぶし。以下の何れか。する しない |
FillColor | 塗りつぶしの色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
FillTransparent | 塗りつぶしの透過。以下の何れか。する しない |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
BorderWidth | 線の太さ。1~30の整数。 |
BorderTransparent | 線の透過。以下の何れか。する しない |
属性名 | 値 |
---|---|
BorderStyle | 線の表示。以下の何れか。する しない |
BorderWidth | 線の太さ。1~30の整数。 |
BorderColor | 線の色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
Close | 終端を閉じて多角形にするか、閉じないで折れ線にする。(折れ線はDocuWorks9以降で使用可。) 以下の何れか。折れ線 多角形 |
FillStyle | 塗りつぶし。以下の何れか。する しない |
FillColor | 塗りつぶしの色。テキストアノテーションのForeColorと同じ。 |
FillTransparent | 塗りつぶしの透過。以下の何れか。する しない |
ArrowheadType | 直線の矢印の種類。以下の何れか。なし 始点のみ 終点のみ 両方 |
ArrowheadStyle | 直線の矢印のスタイル。広いかさ かさ 塗りつぶし |