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DocuWorks文書オープン/クローズ

DocuWorks文書処理は「DocuWorks文書オープン」と「DocuWorks文書クローズ」のセットで動作します。

DocuWorks文書オープン

ファイル

DocuWorks文書ファイル(.xdw、.xbd、.xct)を指定します。

「文書またはオリジナルデータを展開する」をチェックした場合、オープン処理で内部に格納されているファイルを一時フォルダに出力します。一時フォルダのパスは、「{%DW_GET_TEMP_FOLDER_FOR_EXTRACTION(DocuWorks文書オープン処理名)}」マクロで取得可能です。

一時フォルダのファイルを対象にファイル検索処理を追加すれば、展開したファイルを処理できます。一時フォルダのファイルを更新した場合は、クローズ処理で文書内のファイルも更新されます。

詳細は オープンしたファイルのバインダー内文書、又はオリジナルデータの処理内容 を参照してください。

また、バインダーのみになりますが、存在しないファイルを指定すると、新規作成できます。

オープンモード

オープンモードを指定します。オープンモードは「読み込み専用」、「読み書き可能」のどちらかを指定できます。「読み込み専用」でオープンしたDocuWorks文書ファイルに変更を加える処理を行うとエラーが発生します。

文書またはオリジナルデータを展開する

チェックするとファイル内のファイルを一時フォルダに展開します。XDW文書、入れ物の場合はオリジナルデータを展開し、バインダーの場合はバインダ内の文書を展開します。

バインダーで一時フォルダに展開を行わない場合は、内部に格納されている文書を一つのXDW文書のように全てのページを繰り返し処理することができます。

バインダーを新規作成する場合

サイズ

バインダーのサイズを指定します。

カラー

バインダーのカラーを指定します。

DocuWorks文書クローズ

DocuWorks文書オープン処理でオープンしたファイルをクローズします。

DocuWorks文書オープンで「文書またはオリジナルデータを展開する」をチェックした場合、一時フォルダに展開したファイルで更新のあったファイルのみ、ファイルに書き戻します。

一時フォルダから削除されたファイルはバインダー内文書、又はオリジナルデータも削除します。

一時フォルダに新規に追加されたファイルはバインダー内文書、又はオリジナルデータに追加します。

オープン処理

XDW文書オープン処理を選択します。どのオープン処理に対するクローズ処理であるかを指定します。最後にオープンされたオープン処理名を返すマクロ「{%DW_GET(OpenName)}」がデフォルト表示されます。

文書の保存

「保存する」、「保存しない」のどちらかを指定できます。

DocuWorks文書を変更する処理を行う場合は「保存する」を指定してください。「保存しない」を指定した場合、アノテーションの追加やページの削除などのDocuWorks文書を変更する処理を行っても処理内容は破棄されます。

バインダー内文書、オリジナルデータについて

追加時の位置

一時フォルダに新規に追加されたファイルをオープン中のファイルに追加するときの位置(先頭、末尾)を指定します。

オープンしたファイルのバインダー内文書、又はオリジナルデータの処理内容

バインダーの場合

DocuWorks文書オープン処理でオープンしたファイルがバインダーの場合は、ファイルオープン時にバインダー内のXDW文書をすべて一時フォルダに出力します。

一時フォルダのパスはDW_GET_TEMP_FOLDER_FOR_EXTRACTIONマクロで取得できます。一時フォルダは自動生成され、以下の様なフォルダになります。

一時フォルダの例
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\TechnoStyle\eDocArrangement2\temp\docuworks_class\documentsInBinder~1f2c~7~0

DocuWorks文書オープン処理で指定したバインダーが存在しない場合は、新規でバインダーを作成します。その場合一時フォルダは作成されますが、フォルダは空の状態です。

バインダ内のファイルを一時フォルダに出力する際に、バインダ内の文書名をファイルに付与します。但し、同名のファイルとなる場合は、ファイル名の末尾に_0001を付与します。

バインダ内ファイル名 一時ファイル名
文書1.xdw 文書1.xdw
文書1.xdw 文書1_0001.xdw

一時フォルダのファイル名からバインダー内の文書名を参照したい場合は、DW_GET_FILENAME_INSIDE_FROM_TEMP_FILENAMEマクロで取得可能です。

一時フォルダに出力されたファイルからは、バインダ内文書の格納順を知ることができません。バインダ内の文書順で処理を行いたい場合は、バインダ内文書の格納順番号を取得する、DW_GET_TEMP_FILENAME_BY_NUMBER、 DW_GET_FILENAME_INSIDE_BY_NUMBERマクロを使用してください。

DocuWorks文書クローズ処理で、一時フォルダのファイルがすべてバインダーに格納されます。(オープンモードが読み書き可能の場合)

XDW文書が更新されたか判定して更新された場合だけ、バインダ内のファイルが更新されます。

バインダー内に存在しないファイルがある場合は、追加します。(DocuWorks文書クローズ処理の設定画面で追加位置(先頭、末尾)を指定可能。)

DocuWorks文書オープン処理で出力したファイルが一時フォルダに存在しない場合は、バインダ内の文書が削除されます。

DocuWorks文書クローズ処理の最後で一時フォルダ内のファイルは全て削除されます。

XDW文書、入れ物の場合

オリジナルデータが対象となり、一時フォルダへの展開と更新はバインダーと同じように処理されます。

DocuWorks文書オープン処理で指定したXDW文書、入れ物が存在しない場合は、新規作成されずエラーとなります。