xml:space="preserve">

データベース

概要

この設定は以下の2つの設定で構成されます。

  1. マスタ登録

    CSVファイルをデータベースにインポート。

  2. 保管振り分け

    入力のファイル名からFAX番号を取得して、データベースの顧客マスタから該当のデータを取得後、顧客名でフォルダを作成して入力ファイルを移動。

マスタ登録

「80_CSV\10_in」フォルダを監視して、csvファイルを「マスタ.db」の顧客マスタにインポートします。処理後にcsvファイルを「80_CSV\20_処理済み」に移動します。

80_CSV\10_in
顧客データ.csv
DBにインポート
90_System\80_DB
マスタ.db
ファイル移動
80_CSV\20_処理済み
顧客データ.csv

保管振り分け

以下の処理を行います。

  1. 「10_保管振り分け」フォルダを監視。
  2. ファイル名の先頭から_までの文字(FAX番号)を取得する。
  3. データベースの顧客マスタから、FAX番号で検索を行い、該当の顧客名を取得する。
  4. 顧客名でフォルダを作成して入力ファイルを移動。
10_保管振り分け
0355550000_20200509.xdw
データ検索
90_System\80_DB
マスタ.db
ファイル移動
70_保管
伊藤建設
0355550000_20200509.xdw

設定の前準備

C:\Homeの下に、以下のような構成でフォルダを作り、準備します。

フォルダ構成のダウンロード

データベース_フォルダ構成.zip

Cドライブのルートに解凍してください。

フォルダ構成は以下の通りです。

  • C:\Home\eDocArrangement2\Demo\データベース
    • 10_保管振り分け
      • _0523331111_20200509.zip
      • 0355550000_20200509.xdw
      • 0434443333_20200509.xdw
      • 0523331111_20200509.xdw
    • 15_エラー
    • 70_保管
    • 80_CSV
      • 10_in
        • 顧客データ.csv
      • 20_処理済み
    • 90_System
      • 80_DB
        • マスタ.db
      • 90_Log

設定ファイル

以下のリンクから完成した設定をダウンロードしていただくことができます。

設定ファイルのダウンロード

データベース_設定.zip

以下のフォルダに解凍すると設定が適用されます。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\TechnoStyle\eDocArrangement2

グローバルデータ

グローバルデータとログの設定(共通設定)

グローバルデータの内容は以下の通りです。トップフォルダを変更する場合は、以下の定義を変更してください。グローバルデータは、「共通設定」から変更できます。

名前
TopFolder C:\Home\eDocArrangement2\Demo\データベース

詳しい設定方法は、 設定例(共通)グローバルデータとログの設定 を参照して下さい。

ログ設定

実行ログファイル名 {%GET_G(TopFolder)}\90_System\90_Log\Log.txt
エラーログファイル名 {%GET_G(TopFolder)}\90_System\90_Log\ErrorLog.txt
文字コード SJIS
方式 追加書き込み (日単位)

データベース設定

データベースDemo

DBファイル

C:\Home\eDocArrangement2\Demo\データベース\90_System\80_DB\マスタ.db
定義名
タイプ
顧客マスタ
table

顧客マスタ

CREATE TABLE 顧客マスタ (
FAX番号 text not null,
顧客名 text,
primary key (FAX番号)
)

バッチ設定

バッチ設定一覧

データベース_マスタ登録

CSVファイルを顧客マスタを定義したデータベースのテーブルに登録します。登録後は処理済みフォルダに移動します。

共通ログ設定の内容でログを出力する。

ファイルの繰り返し1

Loop File

メイン画面のファイルリストを対象に繰り返し処理を行う。

ループ毎にユーザーデータをクリアする。

DB接続1

Connect Database

データベースDemoで指定されたデータベースファイルに接続する。

接続後トランザクションを開始する。

コメント1

Comment

顧客マスタのレコードは毎回全て削除してからCSVの全行を登録します。

データ削除

Execute SQL

DB接続1で接続したデータベースで以下のSQLを実行する。

delete from 顧客マスタ;

テキスト読み込み1

Read Text

以下のファイルをテキスト読み込みします。

{%GET(FullPathFileName)}
ファイル形式 CSVファイル
文字コード SJIS
ヘッダ行 0
データ開始行 1
””の処理 完全

テキスト行の繰り返し1

Loop Text

「テキスト読み込み1」でオープンされたテキスト行の繰り返し処理を行う。

SQL実行1

Execute SQL

DB接続1で接続したデータベースで以下のSQLを実行する。

insert into 顧客マスタ values({%GET_FIELD_VALUES_IN_SQL_VALUES(テキスト読み込み1,1,2)});

ファイル移動1

Move File

文書を以下の通り移動する。

移動元 {%GET(FullPathFileName)}
移動先 {%GET_G(DemoTopFolder)}\データベース\80_CSV\20_処理済み

移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。

データベース_保管振り分け

入力のファイル名からFAX番号を取得(先頭から_までの文字)して、データベースの顧客マスタから該当のデータを取得後、顧客名でフォルダを作成して入力ファイルを移動します。

共通ログ設定の内容でログを出力する。

ファイルの繰り返し1

Loop File

メイン画面のファイルリストを対象に繰り返し処理を行う。

フルパスの一部(正規表現)の昇順でソートを行う。

ループ毎にユーザーデータをクリアする。

条件分岐1

If

以下の条件を判定して処理を分岐する。

{%IF({%GET(FileLoopCount)}=1,True,False)}

満たしている場合

If Then

DB接続1

Connect Database

データベースDemoで指定されたデータベースファイルに接続する。

接続後トランザクションを開始する。

前処理

Macro Execute

以下のマクロを実行する。

#ファイル名からFAX番号を取得(先頭から_までの文字)
{%SET_U(属性,FAX番号,{%REGEX_CAPTURE(^([^_]+),{%GET(FileNameWithoutExtension)})})}

{%WRITE_LOG(select 顧客名 from 顧客マスタ where FAX番号 = {%GET_USER_DATA_IN_SQL_VALUES(属性)};)}

SQL実行1

Execute SQL

DB接続1で接続したデータベースで以下のSQLを実行する。

select 顧客名 from 顧客マスタ where FAX番号 = {%GET_USER_DATA_IN_SQL_VALUES(属性)};

このSQLは結果を返す。

レコードの繰り返し1

Loop Record

「SQL実行1」でオープンされたテキスト行の繰り返し処理を行う。

顧客名取得

Macro Execute

以下のマクロを実行する。

{%SET_U(属性,顧客名,{%GET_FIELD_VALUE(SQL実行1,1)})}
{%WRITE_LOG(顧客名:{%GET_U(属性,顧客名)})}

条件分岐2

If

以下の条件を判定して処理を分岐する。

{%IF({%GET_U(属性,顧客名)}!=,True,False)}

満たしている場合

If Then

ファイル移動1

Move File

文書を以下の通り移動する。

移動元 {%GET(FullPathFileName)}
移動先 {%GET_G(DemoTopFolder)}\データベース\70_保管\{%GET_U(属性,顧客名)}

移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。

満たしていない場合

If Else

ファイル移動2

Move File

文書を以下の通り移動する。

移動元 {%GET(FullPathFileName)}
移動先 {%GET_G(DemoTopFolder)}\データベース\15_エラー

移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。

監視設定(eDocArrangement 2 Schedulerの設定)

No.
設定名
実行対象
監視フォルダ
拡張子
下位フォルダ
スケジュール
常時ログ出力
オープンチェック
サイズチェック
実行条件
1
データベース_マスタ登録
{%GET_G(TopFolder)}\80_CSV\10_in
*.csv
対象にしない
一定間隔
00:00:10
しない
オープンチェックする。(3秒)
しない
2
データベース_保管振り分け
{%GET_G(TopFolder)}\10_保管振り分け
*.xdw
対象にしない
一定間隔
00:00:10
しない
オープンチェックする。(3秒)
しない

動作確認

以下の動画をご覧ください。