監視フォルダに格納されたExcelファイルからセルの値を取得してファイル名に付与します。
Excelのインストールは不要です。
この例では請求書から会社名、請求日、請求金額を取得してファイル名に付与します。
この帳票の場合、ファイル名は「20250420_株式会社A_11000.xls」となります。
請求日はyyyyMMddにフォーマットして、会社名の末尾のスペースと御中をカットして、請求金額は数字のみにする編集を行っています。
C:\Homeの下に、以下のような構成でフォルダを作り、準備します。
フォルダ構成は以下の通りです。
以下のフォルダに解凍すると設定が適用されます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\TechnoStyle\eDocArrangement2
グローバルデータの内容は以下の通りです。トップフォルダを変更する場合は、以下の定義を変更してください。グローバルデータは、「共通設定」から変更できます。
名前 | 値 |
---|---|
TopFolder |
C:\Home\eDocArrangement2\Demo\Excelファイルのセル値を取得 |
詳しい設定方法は、 設定例(共通)グローバルデータとログの設定 を参照して下さい。
名前 | 値 |
---|---|
TopFolder |
C:\Home\eDocArrangement2\Demo\Excelファイルのセル値を取得 |
実行ログファイル名 | {%GET_G(TopFolder)}\90_System\90_Log\Log.txt |
---|---|
エラーログファイル名 | {%GET_G(TopFolder)}\90_System\90_Log\ErrorLog.txt |
文字コード | UTF-8 |
方式 | 追加書き込み (日単位) |
共通ログ設定の内容でログを出力する。
メイン画面のファイルリストを対象に繰り返し処理を行う。
ループ毎にユーザーデータをクリアする。
以下のマクロを実行する。
#Excelファイルをオープン {%EXCEL_OPEN_BOOK({%GET(FullPathFileName)})} #請求日をyyyyMMddにフォーマット {%SET_U(Format,1,セル,E7)} {%SET_U(Format,1,フォーマット,yyyyMMdd)} #請求金額を数字のみにフォーマット {%SET_U(Format,2,セル,E21)} {%SET_U(Format,2,フォーマット,0)} #セル値を取得 {%EXCEL_GET_CELL_VALUES(Sheet1,B2|B5|E7|E21,,ExcelData,Format)} {%SET_U(属性,帳票名,{%GET_U(ExcelData,1,1)})} {%WRITE_LOG(帳票名:{%GET_U(属性,帳票名)})} {%IF({%GET_U(属性,帳票名)}=御 請 求 書, {%SET_U(属性,会社名,{%GET_U(ExcelData,2,1)})} {%SET_U(属性,請求日,{%GET_U(ExcelData,3,1)})} {%SET_U(属性,請求金額,{%GET_U(ExcelData,4,1)})} #末尾の御中を削除 {%SET_U(属性,会社名,{%REGEX_REPLACE({%GET_U(属性,会社名)},\s*御中$,)})} {%WRITE_LOG(会社名:{%GET_U(属性,会社名)})} {%WRITE_LOG(請求日:{%GET_U(属性,請求日)})} {%WRITE_LOG(請求金額:{%GET_U(属性,請求金額)})} ,)} #クローズ {%EXCEL_CLOSE_BOOK()}
以下の条件を判定して処理を分岐する。
{%IF({%GET_U(属性,帳票名)}=御 請 求 書,True,False)}
文書を以下の通り移動する。
移動元 | {%GET(FullPathFileName)} |
---|---|
移動先 | {%GET_G(TopFolder)}\20_Out |
ファイル名を「{%GET_U(属性,請求日)}_{%GET_U(属性,会社名)}_{%GET_U(属性,請求金額)}{%GET(Extension)}」に変更する。
移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。
コピー後に削除を行う。
文書を以下の通り移動する。
移動元 | {%GET(FullPathFileName)} |
---|---|
移動先 | {%GET_G(TopFolder)}\30_Error |
移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。
コピー後に削除を行う。
以下の動画をご覧ください。