HELP

共通マクロ書式

CSVファイル書式

NAME CSVファイル行取得
FORMAT {%GET_LINE()}

このマクロはCSVの読み込み時のみで使用可能です。 項目設定 の項目値の欄で使用します。

読み込み中のCSVファイルの行の内容をそのまま取得します。

例1
「伊藤由美子,女性,24,東京都品川区」の行を読み込んだ場合、以下のマクロでは「伊藤由美子,女性,24,東京都品川区」が取得されます。
{%WRITE_LOG({%GET_LINE()})}
NAME CSVファイル項目値取得
FORMAT {%GET_FIELD_VALUE(列名|列番号)}

このマクロはCSVの読み込み時のみで使用可能です。 項目設定 の項目値の欄で使用します。

読み込み中のCSVファイルの行を対象に、列名又は列番号で指定された項目の値を取得します。

列名としての解釈を優先するので、CSVファイルの列名に数字だけが使用されている場合、その列番号で取得することはできなくなります。

例1
「伊藤由美子,女性,24,東京都品川区」の行を読み込んだ場合、以下のマクロでは「女性」が取得されます。
{%GET_FIELD_VALUE(2)}
例2
ヘッダに「氏名,性別,年齢,住所」が存在する場合で、「伊藤由美子,女性,24,東京都品川区」の行が読み込まれた場合、以下のマクロでは「女性」が取得されます。
{%GET_FIELD_VALUE(性別)}

その他の書式

NAME アプリケーション終了
FORMAT {%EXIT_APPLICATION([ミリ秒])}

アプリケーションを終了します。

終了までの時間をミリ秒で指定できます。省略した場合は2000ミリ秒になります。

共通設定の常駐モードが有効になっている場合は、終了は行わずタスクトレイに格納します。

処理中にエラーが発生した場合はアプリケーションを終了しません。

例1
アプリケーションを終了する。
#eDocFinderを閉じる
{%EXIT_APPLICATION()}
NAME メッセージボックス表示
FORMAT {%MSGBOX(メッセージ)}

引数のメッセージをダイアログに表示します。

例1
ユーザーデータの内容をダイアログで表示する。
{%SET_USER_DATA(Wk,Name,伊藤)}

{%MSGBOX({%GET_USER_DATA(Wk,Name)})}
NAME 入力ボックス表示
FORMAT {%INPUTBOX(メッセージ[,タイトル])}

引数のメッセージを入力ダイアログに表示して、入力値を返却します。

例1
「氏名を入力してください。」と入力ダイアログを表示して、入力された文字をユーザーデータにセットする。
{%SET_USER_DATA(Wk,Name,{%INPUTBOX(氏名を入力してください。)})}
NAME クリップボード設定
FORMAT {%SET_CLIPBOARD_TEXT(文字列)}

文字列をクリップボードに記憶します。

例1
「ABC」をクリップボードに記憶する。
{%SET_CLIPBOARD_TEXT(ABC)}
NAME クリップボード取得
FORMAT {%GET_CLIPBOARD_TEXT()}

クリップボードに記憶された文字列を取得します。

例1
クリップボードから文字列を取得する。
{%GET_CLIPBOARD_TEXT()}
NAME ログ出力
FORMAT {%WRITE_LOG(メッセージ)}

処理結果にメッセージを出力します。ログ設定が有効になっていれば、通常のログと一緒に出力されます。

例1
処理結果に「処理を実行しました。」を出力する。
{%WRITE_LOG(処理を実行しました。)}
NAME エラーログ出力
FORMAT {%WRITE_ERROR_LOG(メッセージ)}

処理結果にエラーメッセージを出力します。ログ設定が有効になっていれば、通常のエラーログと一緒に出力されます。本マクロはエラーログを出力するだけで、エラーは発生しません。エラーを発生させたい場合はRAISE_ERRORマクロを使用してください。

例1
処理結果にエラーメッセージとして「エラーが発生しました。」を出力する。
{%WRITE_ERROR_LOG(エラーが発生しました。)}
NAME 待機
FORMAT {%SLEEP(ミリ秒)}

引数で指定された秒数だけ待機します。引数はミリ秒で指定します。

例1
1秒待機する。
{%SLEEP(1000)}
NAME コマンド実行
FORMAT {%COMMAND(実行ファイル,パラメーター[,Async])}

コマンドを実行します。戻り値に実行したコマンドのリターンコードが返ります。

Asyncを指定しない場合は、実行したコマンドが終了するまで待機します。コマンドが終了しない場合は永久に待機してしまいますので、そうなった場合はタスクマネージャーでeDocFinderを強制終了して下さい。

Asyncを指定した場合は、コマンド実行後に直ぐに制御が戻ります。コマンドは非同期で実行されます。

非同期で処理を行う場合は、処理の内容を十分に理解し、同時に処理が行われることで問題が生じないようにする必要があります。トラブルの発生時には非同期処理の問題解決は、より高度なスキルが必要になります。非同期処理の内容理解が十分でない場合は非同期処理を使用しないでください。

例1
「C:\Home\Demo\System\picturetool.exe -i C:\Home\Demo\in\in.jpg -o C:\Home\Demo\out\out.png -t 100,100,200,200」を実行する。
{%COMMAND(C:\Home\Demo\System\picturetool.exe,-i C:\Home\Demo\in\in.jpg -o C:\Home\Demo\out\out.png -t 100|,100|,200|,200)}
NAME キー送信
FORMAT {%SEND_KEYS(送信内容)}

キー送信を行います。

各キーは、1つまたは複数の文字で表されます。 1つのキーボード文字を指定するには、文字自体を使用します。 たとえば、文字 A を表すには、文字列 "A" をメソッドに渡します。 A、B、および C という文字を表すには、引き数に "ABC" 指定します。

正符号 (+)、キャレット (^)、パーセント記号 (%)、チルダ (~)、およびかっこ () は、特別な意味を持ちます。 これらの文字のいずれかを指定するには、中かっこ{}で囲みます。 たとえば、プラス記号を指定するには、"{+}" を使用します。 中かっこ文字を指定するには、"{{}" および "}" を使用します。 角かっこ[]は特別な意味を持ちません。

キー コード
BackSpace {BACKSPACE} または {BS}
DELETE {DELETE} または {DEL}
上方向キー {UP}
右方向キー {RIGHT}
下方向キー {DOWN}
左方向キー {LEFT}
ENTER {ENTER}または~
ESC {ESCAPE} または {ESC}
Tab {TAB}
下方向キー {DOWN}
F1 ~ F15 {F1} から {F15} まで
Altキー %
Ctrlキー ^
Shftキー +()
例1
「test」とタブをキー送信する。
{%SEND_KEYS(test{TAB})}
例2
「Ctrl + A」をキー送信する
{%SEND_KEYS(^a)}
例3
「Shift + Ctrl + A」をキー送信する
{%SEND_KEYS(+(^a))}
NAME ウインドウ前面化
FORMAT {%SET_FOREGROUND_WINDOW(タイトル)}

引数のタイトルと同じウインドウを探して前面にする。

例1
「無題 - メモ帳」をフォアグラウンドにする。
{%SET_FOREGROUND_WINDOW(無題 - メモ帳)}
NAME コンピューター名取得
FORMAT {%GET_COMPUTER_NAME()}

コンピューター名を取得します。

例1
コンピューター名をフォルダ名に使用する。
\\server01\common\{%GET_COMPUTER_NAME()}