テキストXDWからイメージPDF(透明テキストあり)に変換

概要

監視フォルダに格納されたテキストを持ったDocuWorks文書(XDW)をイメージPDFに変換し、XDWのテキストを透明テキスト(見えない文字)として重ねます。

見た目はイメージのPDFのまま、PDFの表示ソフトでページ内の文字を検索・選択・コピーできます。

10_PDF変換
決裁申請書_サンプル.xdw
PDF変換
(透明テキスト)
20_変換済み
決裁申請書_サンプル.pdf
ファイル移動
30_処理済み
決裁申請書_サンプル_20261101_160124.xdw

プリンターを使わない変換なので、処理が安定しています。自動処理、大量ファイルの処理に向いています。Version 2.7.0から使用できます。

設定は PDF変換(イメージPDFへ変換) と同じで、PDF変換の処理の「オプション」タブにある「DocuWorks文書のテキストを文字の層(透明テキスト)として重ねる」にチェックを入れるだけです。

マクロで変換する場合は、イメージPDF出力(DW_OUTPUT_PDF_IMAGE)の最後の引数「文字の層」に 1 を指定します。

テキストを持ったPDFへの変換・イメージPDFへの変換との違いは、DocuWorks 文書(XDW)から PDF への変換方法を御覧ください。

テキストを持たないページ(スキャンしたイメージなど)には、透明テキストは重なりません。スキャンした文書の文字を読み取る場合は、深層学習OCRを使った文字読み取り(PDF,XDW) を御覧ください。

付箋などのアノテーションの文字は透明テキストになりません(ページのテキストだけを重ねます)。

処理の結果

サンプルの2つの文書を変換した結果です。どちらもすべてのページに透明テキストが重なり、PDFの中の文字を検索できます。

変換元

ページ

透明テキスト

PDFの大きさ

検索できる文字の例

決裁申請書_サンプル.xdw

1

1/1ページ

86 KB

決裁申請書・販促グッズの製作

図面サンプル.xdw

2

2/2ページ

140 KB

A棟新築工事・1階平面詳細図

ログには、透明テキストを重ねたページの数が出力されます。

正常 PDF変換 : 文字の層: 2/2ページ 処理名[PDF変換1]

設定の前準備

C:\Homeの下に、以下のような構成でフォルダを作り、準備します。

フォルダ構成のダウンロード

透明テキスト付きPDF変換_フォルダ構成.zip

Cドライブのルートに解凍してください。

フォルダ構成は以下の通りです。

  • C:\Home\eDocArrangement2\Demo\透明テキスト付きPDF変換
    • 10_PDF変換
      • 決裁申請書_サンプル.xdw
      • 図面サンプル.xdw
    • 20_変換済み
    • 25_エラー
    • 30_処理済み
    • 90_System
      • 90_Log

設定ファイル

以下のリンクから完成した設定をダウンロードしていただくことができます。

eDocArrangement2 設定ファイルのダウンロード

透明テキスト付きPDF変換_設定.zip

以下のフォルダに解凍すると設定が適用されます。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\TechnoStyle\eDocArrangement2

スケジュール設定(10_PDF変換フォルダを10秒間隔で監視して処理を実行する)も含まれています。

グローバルデータ

グローバルデータとログの設定(共通設定)

グローバルデータの内容は以下の通りです。

名前

値

DemoTopFolder
C:\Home\eDocArrangement2\Demo

バッチ設定

バッチ設定一覧
透明テキスト付きPDF変換

テキストを持ったDocuWorks文書をイメージPDFに変換し、文書のテキストを透明テキストとして重ねます。

ログ設定

共通ログ設定の内容でログを出力する。

  • ファイルの繰り返し1
    Loop File

メイン画面のファイルリストを対象に繰り返し処理を行う。

ループ毎にユーザーデータをクリアする。

  • PDF変換1
    Convert PDF

以下のファイルを対象にPDF変換を行う。

{%GET(FullPathFileName)}

以下のフォルダに変換出力する。

{%GET_G(DemoTopFolder)}\{%GET(SettingName)}\20_変換済み

ファイル名を「{%GET(FileNameWithoutExtension)}.pdf」に変更する。

出力先に同名のファイルがある場合は、ファイル名に連番を付与する。

圧縮方式

劣化無し圧縮

変換後解像度

自動 [300dpi]

減色

しない

変換後の用紙サイズは、最も近い定型サイズにする (ページにフィット)。

入力ファイルがPDFの場合は、アンチエイリアスを無効にしてイメージ化する。

DocuWorks文書のページには、DocuWorks文書のテキストを文字の層(透明テキスト)として重ね、検索・コピーできるPDFにする。

  • 条件分岐1
    If

以下の条件を判定して処理を分岐する。

処理階層内のエラー回数が0回。

  • 満たしている場合
    If Then
  • ファイル移動1
    Move File

文書を以下の通り移動する。

移動元

{%GET(FullPathFileName)}

移動先

{%GET_G(DemoTopFolder)}\{%GET(SettingName)}\30_処理済み

ファイル名を「{%GET(FileNameWithoutExtension)}_{%DATE(yyyyMMdd_HHmmss)}{%GET(Extension)}」に変更する。

移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。

コピー後に削除を行う。

  • 満たしていない場合
    If Else
  • ファイル移動2
    Move File

文書を以下の通り移動する。

移動元

{%GET(FullPathFileName)}

移動先

{%GET_G(DemoTopFolder)}\{%GET(SettingName)}\25_エラー

移動先に同名の文書がある場合は、ファイル名に連番を付与する。